水越 たかゆき
Sプロ BCジャケット 劣化箇所修理
2023年9月30日
こんにちは。ダグムスの貴之です。
先だって雨が多かった日々を潜り抜け、所属していた青年部連合でツーリング行ってきました。
岩倉はもとより、扶桑、尾張旭など各単会のバイク乗りの方たちが参加されました。
久々に顔を合わせる方もいらっしゃったのでちょっと緊張しましたが、
顔をみたら「お互い相変わらずだね~」等と会話も弾み、一安心(^_-)-☆
まだまだ暑かったのですが、コースセッティングして頂いた扶桑の支部長さんのお陰で
大変楽しく、素晴らしいツーリングになりました。
また次回も企画されているそうなので楽しみに待ってます!
一日中下道で走り回っていたのですが、某スズキのフラッグシップマシンで来られた方が、「熱い、重いっ。家まであと何キロ?」と
休憩のたびにブーブー仰っていたのを聞いて、すごく笑かしてもらいましたww
お疲れさまでしたね、〇井さん!!また行きましょう!
自分にとっては、やはり軽めのオーソドックスなスタイルのバイクは正義である、と感じられる出来事でした。
ここからお仕事のネタですよ~。
最近またちょっと相談が増えている気がするBCジャケットの劣化問題。
経年劣化してしまうのはもう仕方がありませんが、何とかなる場合もあるというお話です。
ここ何年かのジャケットに多く採用されている製法ですが、熱圧着でダンプバルブのネジ山が取り付けられている場合
割れてボロボロです。
いくらネジを締めても土台から漏れてしまっているのでエア漏れが止まりません。
念のためテープで原形を復元してみました。
勿論使えませんよ。
綺麗に取り出せたら、代品が使えるかも。
という事でマイナスドライバーなんかで内側をぐるりと剥がしてみました。
破片も残らず剥がせたようですね。
という事できれいに剥離できました。あとはコレが入っていた穴の内側をきれいに
擦り合わせしてから・・
同じSプロのダンプバルブのベースネジを組み入れてみます。
裏側です。結構いガッチリとしたデザインですね。
ジャケット内側のシール擦る個所をスポンジやすり等で整えてから、
薄く接着剤を塗り、シールゴムを密着させます。
ある程度乾いて穴の位置が合っていることを確認して、ダンプバルブを締めこみます。
膨らませて水中テスト、、、OK。漏れてない。
反対側からもチェック、、OKです!
テストはOKでしたので乾かしてます。
今回はレアケースかも知れませんが、Sプロさんのジャケットなら何とかなりそうですね。
他社さんのジャケットでも同じ状態になることはよくありますがこういった修理方法は使えないですね。
保管状況にもよりますが、大体、製造から10年から15年ほどで起きるようです。
絶対メーカーさんではこんな直し方はしないと思いますが、まぁ小回りを利かせるのが小規模事業者の利点という事に
しておきましょう!ww
基本的には構造物が破損した場合はジャケットの寿命とお考え下さい。
ではまたっ!