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鳥勝 ぶっちー

鶏肉以外が原因の大規模カンピロバクター食中毒発生!カンピロバクターはどこに潜んでいるのか?

 

 

こんにちは!

先日、仕事で使うUSBメモリを探していると

驚きの商品が目に飛び込んできました。

 

 

出典:ギズモード

 

 

この「小型USBメモリ」みたいなやつ、

なんと「1TB」の容量のSSDメモリなんだそうです。

ちっっっさ!

同じくらいのサイズのUSBメモリで容量が125分の1の

「8GB」の容量のやつが未だに鳥勝では現役です笑

 

ここまでくると、もはやUSBメモリとの

区別がつきませんが、少し調べると

USBメモリは「PC間のデータ持ち運び」を

想定され作られており、対して

SSDメモリは「PCのストレージ拡張」を

想定されて作られているようです。が、

フラッシュメモリを使用している記録媒体

という観点では同じみたいです。

10年後には、この凄い容量のSSDですら

「こんなもの」になるんでしょうね。

ぶっちーです!

 

 


 

 

さて、大きなニュースになったので

聞いた事があるという方も多いのでは

と思いますが、

カンピロバクターによる食中毒

で近年稀な程大規模なものが発生して

しまいました。

 

 

リンク:流しそうめんでカンピロバクター食中毒

 

石川県津幡町の飲食店「大滝観光流しそうめん」で

8月に食中毒が発生する問題があり、患者の数が

422グループの計892人と確認されたことが6日、

県への取材で分かった。流しそうめんなどの

食事に使われた湧き水から検出された

カンピロバクターが原因で、県は水質管理を

徹底するよう呼びかけている。

 

出典:日本経済新聞

 

 

これはちょっと意外でしたが、

なんと「流しそうめん」でカンピロバクターが

発生してしまったようです。

最初の報道では感染者が「92人」

潜在的な患者が「500人」に上るかも

という報道でした。

 

この時点でも凄い人数だと思っていましたが

最終的には上記にもありますが

「892人」というとんでもない数に

膨れ上がってしまっています。

 

 

それもそのはず、今回の流しそうめんによる

カンピロバクター食中毒は原因が

「湧き水」とされているからです。

 

 

湧き水 カンピロバクター 食中毒 湧水 

 

 

この「流しそうめん」のお店は今夏、

コロナ禍の影響もあり実に4年ぶりに

営業を再開されていたそうです。

近くにある湧き水の水を利用した

流しそうめんが名物だったそうです。

 

しかし石川県では7月に大雨が降り、

大量の雨が山に降り注ぎました。

山の表面を流れた雨水が湧き水に

流れ込み、その流れ込んだ水の中に

カンピロバクターが含まれていたのでは

ないか、と言うのが現在までの

見立てとの事です。

 

 

食中毒 原因菌 大腸菌 カンピロバクター

 

ここで、雨水が流れ込んで

何故カンピロバクターが?と

思われた方も多いと思います。

 

 

そもそもカンピロバクター、

近年では「鶏の生肉」を食べる

事によって引き起こされる食中毒

という認識が広まっていますが

実はこのカンピロバクター、元々

自然界に広く存在しています。

 

 

リンク:国立感染症研究所

 

 

国立感染症研究所によると、

カンピロバクター「ジェジュ二」

カンピロバクター「コリ」という

2種類のうちどちらかが起因で

腸炎を発症する事が多く、

このカンピロバクターという菌は

ニワトリ以外でも牛・豚・ヒツジ

野鳥・ニワトリなどの動物の

腸管の中に存在しており、

特に豚は保菌率が高い事が分かっています。

 

 

 

当然野生動物もカンピロバクターを

保菌している可能性があり、

その野生動物のフンにも含有されている

事が大いに考えられます。

 

実際、千葉県で行われた調査によると

野生のイノシシの25%が腸管内に

カンピロバクターを保有しており、

それ以前の調査だと50%の保菌率

という報告もあるようです。

リンク:千葉県・イノシシの保菌率

 

 

 

 

なぜ雨水の中に?の話に

戻りますが、上記の野生動物の

糞などにカンピロバクターが

含まれている事を考えると、

その糞などが大雨による雨水で流され

湧水や川に流れ込み、今回の業者さんが

流しそうめんに利用していた水源や川が

汚染されてしまったという可能性が

考えられるという事でした。

 

 

自然環境下では、カンピロバクターは

死滅する事が分かっていますが

(カンピロバクターは特に乾燥に弱く、

空気にさらされると死滅する)

大雨の影響で水分に晒されたまま

生き長らえ、水源まで到達してしまった

のかもしれません。

 

 

ここまでは水源にカンピロバクターが

侵入してしまった可能性を指摘しましたが

通常であれば水源から引いてきた水に

消毒処理を加えるので食中毒が発生する

可能性は低いです。

 

これもニュースによると、ですが

件の業者さんはコロナ禍明けの様々な

事象に忙殺され、菌検査や消毒を怠って

しまったとの事です。

 

 

 

 

当然菌検査や消毒にはお金や手間が

かかる事ですが、安易に怠ってしまうと

今回のような取り返しのつかない

自体に陥ってしまいます。

 

 

残念な事に今回の食中毒を

起こしてしまった業者さんは

食中毒の補償が終わった時点で

廃業される事を決定されたとの事です。

人気の流しそうめんのお店だった

だけに残念ですが、様々な理由が

あるのでしょう。

 

 

ここまで、カンピロバクターは

鶏特有の食中毒ではない事が

お分かり頂けたことと思います。

カンピロバクターももちろん

そうですが、レジオネラや

サルモネラ、ボツリヌスに至るまで

自然界には様々な食中毒の原因菌が

存在します。

全てに気を付ける事はできませんが、

意識しているだけで防ぐ事ができる

ケースも多いはずです。

 

特に食に関わる事業者さんは、

食中毒菌に気を付けましょう!

(どれだけ気を付けていても、

起こってしまうものは起こって

しまいますが。。。。)

 

 

それでは今回はこの辺で!

また次回!

 

 

 

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