鳥勝 ぶっちー
「醸し人九平次」で有名な「萬乗醸造」様の研修の場で鶏を捌かせて頂きました!
2024年2月3日
こんにちは!
つい先日、加齢なのか飲み過ぎなのか
「痛風」を発症してしまいました笑
その日は23時頃まで鶏を捌いて
いたのですが、足の親指の付け根
あたりが急に痛くなりだして、
3時頃には我慢できない程になっていました。
2日程経った現在は殆ど痛みも無くなり
なんともないのですが。。。
そろそろ摂生も考えないといけない
年かもしれません。
ぶっちーです!
さて、皆様
「醸し人九平次」
(かもしびとくへいじ)
というお酒をご存じでしょうか?
出典:萬乗醸造
愛知のおいしいお酒と言えば?
などのページには必ずと言って良いほど
こちらの「醸し人九平次」は数えられる、
そんなお酒です。
もちろん僕も大好きなこちらのお酒、
「萬乗醸造(ばんじょうじょうぞう)」
さんという酒造メーカーさん(酒蔵さん)が
製造しているお酒です。
なんと先日、そんな萬乗醸造さんの
社員研修の場で、名古屋コーチンを
捌かせていただくという機会に
恵まれました!
場所はこちら、名古屋市千種区の
今池という所。
こちらに、鳥勝が名古屋コーチンを
納品させて頂いている
「焼鳥 空」さんというお店があります。
今回のお話も、この焼鳥空さんから
頂いたお話です。
なんでも、きっかけはある日ふらっと
萬乗醸造さんの代表、
「久野九平治」さんが
社員の方と焼き鳥を食べに来たそうです。
もともと九平治さんの大ファンだった
空さんは、大興奮だったそうで
「僕からしたら、アイドルが急に
入店して来たような感覚だった」
とおっしゃっていました笑
そんな空さん、僕のお客様の中でも
一二を争う程「焼鳥」にこだわりを
持っておられる方です。
仕込みから焼き方までを一つの
物語だと捉え、妥協を全く許さず
もはや「焼鳥」とは別の料理
なんじゃないかという所にまで
昇華させていると言っても過言では
ありません。
件の九平治さんも、そんな空さんの
焼き鳥を召し上がり何か感じるものが
あったのかもしれません。
萬乗醸造の社員研修の一環として、
焼鳥空で食事することを決められたそうです。
その過程の中で、空さんは僕にも
御声掛けをして頂き
萬乗醸造さんの社員さんの前で
名古屋コーチンを捌いてくれないか?
という話になりました。
せっかくなので、名古屋コーチンを
捌くところも見て頂き、食鳥処理から
焼鳥になるまでの一連の流れを
見て頂こうという計らいです。
とても面白そうだったので
二つ返事で御受けさせて頂きました。
酒蔵の職人さんが大勢いらっしゃると
お伺いしていたので、冗談の通じなさそうな
いかついおじさん達かと思っていたら
全く予想に反してかなり
若い方たちでびっくり。
20代前半から30代前半の方が
ほとんどでした。
空さんが焼鳥を料理しているのと
同時進行で僕が名古屋コーチンを
皆様の前で捌き、その間に
順次出来上がった焼き鳥を
食べて頂くという形を取ったのですが
皆様とても熱心に話を聞いて
頂き、さらにどんどんご質問もされ、
とにかく熱意が凄かったです。
逆にこちらからも醸造や、
日本酒造りに関する質問を
させて頂く場面も多く、
皆さんとの会話を進めてゆく中で
フィールドは全く違いますが
お米造り~日本酒製造と
名古屋コーチンの養鶏~処理、
料理までには、共通する考え方などが
とても多いことに気づかされました。
大前提として「素材」の品質に
結果がとても左右される事、
作り手の目的や信念がブレては
いけない事、
お客様へのアプローチや
趣味嗜好の難しさなど、
ここには書ききれない程
様々なお話をさせて頂きました。
僕も名古屋コーチンを
捌き終わった後は、一人のお客という
立場に戻って食事を頂きながら
お話をさせていただくという
形を取らせて頂いたのですが、
正直言いまして時間が全然足りないくらい
興味の尽きないお話ばかりでした。
萬乗醸造さんの人数のご都合で
十数名ずつ2日間にわたっての
開催となった今回の勉強会ですが、
やはり席の関係上、特定の数名の方と
お話することが多かったので
全員の方とまんべんなくお話が
出来なかった事が唯一少し心残りです。
萬乗醸造さんもおっしゃられていましたが、
今回頂いたご縁はおそらく、
今回限りでおしまいという
物ではありません。
僕も逆に勉強させて頂き
萬乗醸造さんの酒造りに
感銘を受けましたので、
是非機会を見計らって
酒蔵の見学にもお伺いしたいと
思います。
萬乗醸造さま、焼鳥空さま、
このような機会を頂き本当に
ありがとうございました!
ただの精肉店として営業している
だけでは、なかなかこのような
体験をさせて頂く事は無いと
思いますので、食鳥処理業を
やっていて、また、僕なりに
こだわりを持ってやっていて
本当に良かったと思える
機会でした。
他業種でも、その事業者さんの
こだわりや熱意に触れる機会は
これからもどんどん取り組んで
ゆきたいですね!
それでは今回はこの辺で!
また次回!