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鳥勝 ぶっちー

愛知県の食中毒発生状況2023(令和5年)

 

 

こんにちは!

自分でもびっくりするくらい

ブログをさぼってしまいました笑

1日サボれば1週間サボる。

1週間サボれば1か月サボる。

1か月サボれば・・・・

いかんいかん。

サボる言い訳を見つけるより

まず行動。最近刺激になる事も

沢山起きたので、僕も頑張る事にします。

ぶっちーです!

 

 


 

 

さて、例年の恒例となりましたが、

愛知県の食中毒発生状況についてです。

今回は昨年、令和5年分のものが発表されたので

纏めてみたいと思います。

 

 

令和5年 2023年 愛知県 食中毒 発生状況 アニサキス カンピロバクター ノロウイルス

 

はい。

まずはもう見慣れましたね!

この味気ない色使い。

扱う事象柄、あまり華美にする必要は

無いと思いますが、もう少しこう・・・

見やすいようにはできんもんかね?

 

リンク:愛知県の食中毒発生状況2022

リンク:愛知県の食中毒発生状況2021

リンク:愛知県の食中毒発生状況2020

リンク:愛知県の食中毒発生状況2019

リンク:愛知県の食中毒発生状況2018

リンク:愛知県の食中毒発生状況2017

 

 

僕がブログをはじめて以降の発表も

すでに7回目。

どのように食中毒の傾向が変わって

来ているかがそろそろわかってくる頃かもしれません。

 

令和5年 2023年 愛知県 食中毒 発生状況 アニサキス カンピロバクター ノロウイルス

 

 

まずは愛知県内の発生件数、患者数。

 

死者は相変わらず0で来ているので

ひとまずクリティカルな事象は

起こっていないようです。

件数自体も一昨年に比べ昨年は

8件の減少ですが、患者数は

なんと200人も増え773人。

これは後述しますが集団食中毒の

発生が原因だと考えられます。

 

発生件数は、一昨年とさほど変わらず、

患者数は昨年が多かったという印象でしょうか。

 

 

令和5年 2023年 愛知県 食中毒 発生状況 アニサキス カンピロバクター ノロウイルス

 

 

まずは月別の発生状況から。

昨年はまんべんなくどの月でも

複数件発生してしまっています。

一昨年は冬季にも関わらず12月の

発生件数が0という珍しい年でした。

 

そして昨年や今年は、報道等でも記憶に新しいと

思いますがノロウイルスの発生が特に目立ちます。

今回取り上げている令和5年で言うと、

12月と2月・3月に愛知県内でノロウイルス

による集団食中毒が発生し、患者数を押し上げる

要因の一つとなってしまいました。

 

 

令和5年 2023年 愛知県 食中毒 発生状況 アニサキス カンピロバクター ノロウイルス

 

②の原因食品別発生件数ですが、これは

毎年の如くざっくりの区分けです。

昨年令和5年は「その他」が非常に多く

画像の緑枠内文章にもありますが、

原因食品が完全には特定されず

「〇月□日の夕食」など、大まかな

原因を指すものも含まれるとの事です。

今の技術では正直言って、原因食材の

完全な特定は難しいのかもしれません。

 

 

令和5年 2023年 愛知県 食中毒 発生状況 アニサキス カンピロバクター ノロウイルス

 

 

病因物質別でのグラフも見てみます。

個人的にはこちらの図がかなり

気になっています。

鶏肉屋としては、やはりカンピロバクターという

鶏刺しや過熱不足の生肉での発生が多い

病因物質(細菌)の発生状況が気になります。

 

図を見てみると、発生件数と患者数、ともに

ノロウイルスの発生が目立ちます。

アニサキスも近年増えているという傾向は

変わらないものの、1件数当たりの患者数が

1~2名と少ない為、患者数は非常に少なく

抑えられています。

その反面、ノロウイルスによる食中毒は

1件あたりの平均患者数が50人を超えているなど

集団食中毒になりやすい事がわかります。

 

カンピロバクターはここ数年、

低空飛行を続けており(良い事ですが)

 

 

平成29年は 26件177人

平成30年は  4件42人

令和元年は  22件93人

令和2年は  11件78人

令和3年は  12件56人

令和4年は  13件50人

 

 

と、減少傾向にある事がわかります。

保健所もここ数年、総力を挙げて

鶏刺しや鶏の過熱不足の危険性を

周知してきましたので、効果が

だんだんと出てきているのだと思います。

 

 

それでもやはり食中毒の3大原因となっているので

安心はできません。

引き続き、カンピロバクターの食中毒撲滅に

取り組みましょう。

 

 

 

令和5年 2023年 愛知県 食中毒 発生状況 アニサキス カンピロバクター ノロウイルス

 

 

こちらは原因というか、発生源となった

施設別データです。

コロナ禍も終了して久しい事もあり

飲食店が多いです。

1件あたりの患者数で見ると

やはり仕出しや弁当店が多いです。

 

これはもうデータで見ればわかる事であり

隠す必要が無い事なので触れますが

昨年、ある仕出し店で発生した

食中毒は原因菌がノロウイルスだった為

非常に多くの人が罹患するという

事例も発生しています。

 

不特定多数の大勢に提供するという

視点で見ると、やはり弁当・仕出しは

リスクが非常に高いように思います。

 

 

令和5年 2023年 愛知県 食中毒 発生状況 アニサキス カンピロバクター ノロウイルス

 

 

最後に、過去10年の病因物質別です。

「患者数」ではないため注意が必要ですが、

件数自体は全体を見ても増減を繰り返しており

あまり規則性はないように思います。

ここのところ増え続けていたアニサキスは

少し減って、コロナ禍でなりを潜めていた

ノロウイルスが一気に増えた印象です。

このデータの翌年令和6年、つまり今年も

ノロウイルスが猛威を振るっているという

ニュースはよく耳にしましたので

来年出てくる今年のデータも、おそらく

ノロウイルスがかなり多くなっているのでは

ないだろうかと推測できます。

 

 

令和5年 2023年 愛知県 食中毒 発生状況 アニサキス カンピロバクター ノロウイルス

 

 

先ほども触れましたが、

やはりそれでもカンピロバクターは

怖いままです。

今のところカンピロバクターだけを

殺菌するような新しい技術は出てきていませんので

変わらずに気を付けて調理・過熱することを

心がけましょう!

 

 

それでは今回はこの辺で!

また次回!

 

 

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