水越 たかゆき
再メッキ 仕上げ直し
2019年9月20日
こんにちは、ダグムスのたかゆきです。
先日の作業屋さんのレギュレーター続きです。
さすがにシンプルな構造のレギュレーターを選んでらっしゃる。
セカンドステージも至極かんたん。
1stステージもシンプルなピストンタイプ。
中圧調整は出来ませんが、確実な作動性を持っています。
シンプルゆえに故障も少ない。
デメリットはタンク内圧が下がってくると段々と中圧値も下がるため、
徐々に呼吸が重くなることですかね。
あ、後はトラブルが出た際の原因究明が難しかったりしますw
判ったとしても、例えばピストンそのものの変形だったり、
ボディがゆがんでいたりと大がかりな出費になるものもあります。
そんなレベルになるまでは相当な使い方と滅茶苦茶過酷な使用環境
が必要になりますので、フツーの使い方をなさっていれば
まずそんな壊れ方はしません!通常の消耗部品交換のみで済みます。
普通に使っていてもタンク取り付け口は痛みます。
弊社ならではと言いますか、完全に分解洗浄及び、研磨が出来る事が
条件ですが此処の所は再度メッキを掛けてあげています。
研磨したままだと真鍮の地はすぐに曇ってしまいますからね。
こちらのレギュはまあまあボロボロですね・・。
こういう場合はタンクに取り付けてもOリングの痛みが激しかったり、
キズの「通り道」が出来てしまって空気が漏れる事もあります。
更に、丸く擦り減ってしまうとタンクを取り付けて空圧が掛かった際に
爆ぜるようにレギュレーターが外れる事例も見てきました。
水中で起きるとかなりの衝撃音が出ますのでかなりビックリすると
思います。
先ずは大きな傷を消すために粗めのペーパー掛け~
細かく番手をあげていき、
最後はピカールや研磨ブラシなどで磨きあげ。
きちんと脱脂作業をいたしませう。
最初に下地の銅メッキ。
かる~く面出しをしてからニッケルメッキ。
仕上げに極々軽く磨きます。
塗装するよりは遥かに丈夫ですし、何よりもその「面」だけにメッキを
掛けられるのが特徴です。
業者さんにお願いすると結構なお値段ですし、まずはメッキを
全部 剥がしてからお願いしなければなりません。
だったら手間暇かけて外注さんにお願するなら
この部品ごと交換した方が良いですw
そんなこんなで、あちこち修理修正して無事にご返却できました。
まだまだ使えますねっ!
ではまた。
ダグムスHP