水越 たかゆき
キレイにするだけじゃダメだってさ
2019年10月2日
こんにちは、ダグムスのたかゆきです。
昨日から消費税10%になりましたねぇ。
皆さんは何か買われましたか?
水越家は全く買いませんでした。
16年目のテレビジョンを買い替えようかと嫁さんとも相談しましたが、
なんとなく決め手に欠けるというか・・。まだ映ってるし。
16年前に比較するとテレビ、滅茶苦茶安いですからねぇ。
100万単位の買い物なら増税前に買いますけど。
生憎、今の水越家にはその必要もなく・・w
秋から冬にかけてですよっ。
もしかしたら増税後に家電量販店さんとかが、増税後に
テレビジョンが売れずに困って値引きするんじゃないかと。
勝手にそう考えて狙ってます。
此方の業界もちらほら駆け込み需要で重器材が売れたお店もあったとか。
車屋さんとかも言ってますが、増税はその後の反動が怖いんですけど。
そんなこんなで前回からの続きです。
キレイになったマレスのMR02・・。
キレイにしただけじゃ駄目なのね・・。
フィルターがきちんと収まらない。
タンク取り付け口が変形している様です。
無理やり押し込むと焼結金属で作られたフィルターは崩れてしまいます。
また変形具合によってはタンクに取り付けてエアーを通した途端に
Oリングが爆ぜたりとかして怖い目に遭います。
そこで治具を使って修正します。
以前書いていたアメブロの記事でも登場しましたが、
ぴったりサイズに合わせて切削されたステンレスの塊からの削り出しです。
仲間の修理屋さん経由で作ってもらいました。
ちょくちょく出番がありますね。
写真の様に具合を見ながら治具を押し込んでみて・・。
カッチリはまりすぎるとボディを削ってしまいますので少しずつです。
これに加えて若干の叩きだしをしてみたり微調整してます。
現在流通しているタンクの取り付け口は基本的に世界共通基準です。
かつて存在した250気圧という規格のタンクは少し口径が違うそうです。
はい、スムーズにフィルターが入りました。 この修正治具に
ちょくちょく出番がある、と書きましたがそれだけレギュレーターを
取り付けた状態のタンクを倒したりぶつけたりしていると言う事です。
倒すと怪我や無用なトラブルの元にもなりますので皆さん気を付けましょう!
心臓部のHPポペットの収まるチャンバー近辺は大きな損傷はなく、
良かったです。
HPポペットを交換しても内部に見える刃先がボロボロだと意味が無いです
セカンドステージのポペットシートもいつも通りに磨いてチェック。
つい最近も此処のネジ山から腐ってもげていた事がありました。
折れてしまうと勿論、どうやってもエアーは来なくなります。
そのためのセーフティセカンドのオクトパスが付いているワケですが。
現在はあまり装着されていませんが車のテンパータイヤと同じです。
チェックを怠った為にいざと言う時に使えないのでは話になりません。
日頃から器材の状態は把握しておきましょう。
流石に腐食してしまったアルミのラベルは元通りにはなりませんが
レギュレーターの機能、及び修正出来る外観も直していきます。
パッとみて見える所よりも見えない所に手が掛かってる仕事です。
ではまた。
ダグムスHP ↓