水越 たかゆき
レスキュー仕様レギュレーター 組み上げ
2019年10月9日
こんにちは、ダグムスのたかゆきです。
いやぁ・・・。また連休に台風19号ですか・・。
連休ごとに台風っていうのは我々の業界には思いっきりマイナスです。
海に遊びに行くどころか、講習すら満足にできないですもんね。
超大型との事ですが、あまり大きな被害が出ない事を祈るのみです。
皆様もお気をつけてー。
レスキュー隊の器材の仕事をしているから台風が来るのか?
こういった非常時に役立つ器材はあまり出番が無い方が良いですが、
備えは万全にしなくちゃね!
と言う事で、社会貢献の一助になると思ってしっかり組みます!
マレスさんのHPポペットシートは年代によってかなり変遷があります。
この機種は最新型です。素材の変更や形状の変更などなど。
が、さらに先端の研ぎ澄まされ具合が若干の仕様変更
が有ったようですね。
極々わずかながら角が落とされてマイルドな刃先に
なっているようです。
ポペットシート組み込みます。
専用の治具を使いましょう。
稀に刃先がボロボロになっているものをお預かりする事もあります。
恐らくこういった治具以外で押し込まれたものだと思います。
無理して押し込まず、内側のOリングの機嫌も伺いながら?w
所定の位置に組み込みます。
意外と手の感覚がモノをいいます。
新品のトライマテリアルポペット。
三層構造の凝ったHPシートです。
100万回の動作に耐えるとか何とか・・・。
その前に大概の方はO/H時期が来てしまいますが・・・w
こちらのポペットボタンを組み込むその下にポペットピンを入れるのですが
狙った位置を外さないよーに。
位置がずれると替えたばかりのポペットをピンで穴を開けたり、
ピン自体を曲げて壊してしまいます。
また専用治具を使ってCWDのボディを組み込みます。
1stのメインのスプリングを組み入れて、、
此方から中圧調整をします。
この辺りの操作性は標準品と全く同じです。
因みにこの状態で潜っても特に問題はありません。
普通に水に浸かりますからドライチャンバーシステムの意味はありませんが。
中圧調整後にCWDキットを封入します。
右側のダイアフラムの破れ、キズに注意。
一番たちの悪いのは中途半端に破れたダイアフラムを組んでしまい、
こっそり海水が入り込んでいる事。
海水が入る割に動作はするし、小さな穴等は入った海水が抜けにくく
内部部品に腐食を起こしやすくなりますので。
封入完了!
オイル式だとこの時点で空気を入れたり抜いたりしながらオイル封入作業
をするのですが、ドライチャンバー方式は楽チンです。
ではまた!
ダグムスHP ↓