塩井 隆夫
非破壊におけるPC鋼線の残存引張力
2019年10月21日
皆さんこんにちは。
エンタです。
先日ブログの読者登録見ていたら、なんと1,500人超えておりました!!
ありがとうございます。
最近では発注者(役所)の方からも見てますよと言われ、もの凄いプレッシャーも感じつつの更新です。
ありがたい事です。
あまり愚痴など書かないようにしたい所ですねw
少しでも現場の役に立てる様な記事を書いてまいります。
今後ともよろしくお願いします。
閑話休題
先日の建設技術フェア2019in名古屋 で1つ紹介するのを忘れていた技術を紹介します。
グラウンドアンカー工における非破壊での健全度調査方法です。
PC鋼線に音波を乗せてその共振周波数からPC鋼線に残っている残存引張力を推定するというモノ。
今までは、アンカーヘッドを直接引張るための治具を作成して確認したりしていました。
その時はやはり大きめのジャッキなどが必要だったためクレーンの無い現場の場合は手運びで苦労していたと思います。
しかし、この試験機の場合だとかなり小さく出来る可能性があります。
そのうちバイブ(振動子)とタブレットだけあれば行けそうですよね?
こう言ったテクノロジーは凄いなと思いますし、調査などには欠かせないですよね。
そして、小さくなればなるほど調査が進みますので、施工済の法面(崖)の健全度を測定し再施工するのかしないのか?
などの判定も出来ます。
問題はコストですねw
私も昔、杭の健全度調査などをしていました。(杭のクラックを音波で探査)
1日調査して2日で調査報告書をまとめます。
これだけで100万でした。
特許権や開発費などもあるので一概に高いとは言いがたいのですが、やはりこれだと依頼も少なくなるんです。
もう少し安くなって普及すれば調査もドンドン進むんでしょうけどね。
施工するだけでは無くて、その先のメンテナンス性の事等も考えて仕事していくべきなんでしょうね。
なにかそう言ったモノが作れれば良いのですけどね。
ちょっと考えて見ても良いかもです。
それではまた。