塩井 隆夫
現場で使用するボルトナットにはグリースで蓋をする。
2019年11月12日
皆さんこんにちは。
エンタです。
最近呑み会が多くて体調悪くなりました。
先日から思いっきり寝てますw
皆様もこの時期は何かと呑む機会や寒暖の差で疲れやすい時期になります。
お気を付け下さい。
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閑話休題
<img class=”aligncenter size-large wp-image-40470″ src=”https://norimen.net/wordpress/wp-content/uploads/2019/11/2019-10-21-12.24.34-600×450.jpg” alt=”スイベル組立” width=”600″ height=”450″ />
先日社員にスイベルのパッキンの組立方を教えました。
ここで見て欲しいのが、グリースの量w
べっちょべちょ。
実はコレには意味があって削孔機のフロント部分などは特にそうなのですが、砂、石、水に常に晒されます。
そして、一番厄介なセメントミルク。
セメントミルクがボルトナット付近に入るととにかく大変です。
それを弾いて入れないようにするのがグリースです。
機械側にボルトを入れる際に、先に洗浄します。(ブレーキクリーナーやシンナースプレーで中のゴミ等を吹き飛ばす。)
そして、ボルトを入れる穴にジャバラグリースをジュッといっぱいに詰めます。
そこにボルトをねじ込んで行くとボルトの周囲にしっかりグリースが付くのでセメントミルクなどが入りにくくなります。
<span style=”font-size: 150%;”><strong><span style=”color: #0000ff;”>「ボルトが緩む!」</span></strong></span>
と思われるでしょうが、それ程緩みません。
緩んだ場合は毎日の点検で締め直して下さい。
それよりもメスネジ側に砂やセメントミルクが入ると振動と摩擦で両方ともネジ山が減ってくるんです。
時間と共に削られるので、ボルトを入れてもスカスカになります。(セメントや砂が研磨材になる)
ボルトは交換すれば良いのですが、機械側に開けられたメスネジだった場合はネジ山の復旧が非常に大変です。
削孔機のネジ山は焼き入れしてあったり非常に硬い材料を使用しています。
その為復旧は非常に面倒です。
硬い材料で一旦穴埋溶接し、そこにキリで穴を開け直し、タップでネジ山を切り直す。
こう言った面倒な事にならないようにする為にグリースをしっかり充填してボルトを締めることでかなり防げます。
ちょっとした事ですが、モノを道具を長持ちさせる秘訣です。
ただし、ボルトの緩みの点検はしっかり行って下さい。
それではまた。
P.S.
振動や衝撃の掛かるような場所にはオススメ出来ませんけど、簡単にネジ山の復旧が出来るアイテムがあります。
削孔機や、振動する機械以外の部分には使用出来ると思います。ご参考までに。
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