水越 たかゆき
コピー品が沢山あった時代
2019年12月18日
こんにちは、ダグムスのたかゆきです。
昔昔、ビックリマンチョコのシールが大流行りした事がありました。
そうすると売れそうなモノは業者がすぐにコピーしてまた売ると言う・・。
いつの時代もそういう商売ってあるんですねぇ。
メーカーも「ロッテ」じゃなくて「ロッチ」だったしw
出来の悪いカラーコピーの様に絵柄がずれてて、子供心にも疑問に思う出来では
ありました。今持ってたらかえってプレミアがつくかも?
現在は電動ガンやラジコンなどで大きな顔をしている東京マルイも、
昔は「ガンダム」のプラモデルにあやかって「ガンガル」なんて売ってましたし、
過去にパクリ商品売ってても、今ではちゃんと商売やってますけどね(笑)
此方の業界にもそんな時代がありました。
バブルの頃か、もうちょっと後、まだまだコピーとかにおおらかだった時代。
こちらからレギュレーターを持ってって台湾辺りでコピってました。
現在なら3Dプリンターですが、当時は柔らかいシリコンで型どりして
造っていたそうです。
初期はパラゴン名義。後期はコーラルギア。
はい、こちらです。↓
今でもちょくちょくお預かりします。
見た目はSASそっくり。
所が似ているのは正面だけで、横から見ると全然違う。
フェイスリングを外すとカバーうを留めている部品はほぼ同じ。
SAS用の工具がそのまま使えます。
ここら辺はしっかりコピーしてます。
中身は全く違いますが。
至極簡単なメカニズム。コスト的にはこの辺がせいぜいでしょう。
しかし出来はイマイチ。組んであったものが漏れないのに、キレイに洗って
組み直すと漏れると言う謎仕様。汚れによって空気を止めてる訳でも
ないでしょうにw
パーツの精度は中々酷いです。このレギュは既に何回かお預かりして
ダメな箇所は修正済みなので写真は撮ってませんが、金属部品でも
デコボコだったり、スプリングは直ぐにヘタるし、ゴムの質はイマイチだし。。
現在でも外国製品はそういったラバー系部品の質がイマイチな事例は
割と有ります。特にこの頃は台湾=低品質だった頃です。
反対にメリットは現在でもSASの部品流用が可能な事。
しかも若干精度が悪いため、却って適度なガタがあったりして
SAS部品を組むのになんとか収まってしまうとこw
フェイスカバーなんかも流用できますよ。
最も効果的なのはダイヤフラムを国産品に替えてしまう事。
タラタラのシリコンからシッカリとしたシリコンに変わるので、
デマンドレバーの動きがスムーズです。高いからあまりやりませんけど。
SASのリングが使えると言う事は、カラーも選べますw
気が向いたらどうぞ。
コピー品が良いとは絶対に言えませんが、儲かる商売だからこそコピー品があって、
高品質なものに惹かれるから良いものはコピーされるのだと思います。
なんかそういうと一種のバロメーターの様な気もして、そんな事例が少なくなると
ちょっとさみしい様な気もします。
またコピーされるような業界にならないとねっ(笑)
ではまたっ