水越 たかゆき
シリコンだって劣化する
2019年7月10日
こんにちは!
ダグムスのたかゆきです。
何年か前から、自社製のロゴを入れたボールペンをお安く作りますよ!
という売り込みでサンプルのボールペンを頂く事が有ります。
貰った時には全く気付かなかったのですが、以前に頂いたものは「29」とレーザー刻印されてます。
・・・これは弊社が設立29周年の際に送ってくれたものなのですねっ。
今回はロゴをローマ字表記に替えたものを送ってきてくれました。
芸が細かいですね・・・w
単価は書きませんが一本当たり無茶苦茶安いと思います。
レーザー刻印いれてこんな価格で販売して利益出るんですかね?
余所様のところですがちょっとびっくりします。
閑話休題・・・。
今回お預かりしている器材の中でシリコンゴムのカバーが溶けてる、珍しい事象が有りました。
普通は余り劣化してもトロトロにとろけるようなことは少ない素材ですが、
まるで生ゴムが溶けた様になっていました。
カバー自体は裂いて取れますが、本体側に残ったゴムは中々取れないのですよ。。
トルエンやらの薬品を使ってようやくきれいに落とせました。
普段溶けないものが溶けるとベッタベタになって厄介です。
途中の写真はスマホがベタベタになると困るので省略!
上は新品状態。
下は溶けたホースカバーです。
器材本体の汚れ方を見て、なんとなく推して知るべし。な状態ですが、
大変よくつかわれる方なのは間違い有りません。
保管状況をお聞きしたところ、どうも海外の現地サービスさんに置きっぱなしらしいとの事。
海外が悪いとは申しませんが、
なるべく御自身の器材は御自身の目の届くところで(せめて国内)保管して頂いた方が宜しいかと。
劣化自体はどこに保管して有ってもしますが、
知らないところで溶けてるより、目の届くところで溶けた方がまだ納得いくのではないかと思います(笑)
さてさて、きれいに剥がしましたので新しいホースカバーを差し込みたいのですが、
普通に刺して通るわけない!内径と外径差が有り過ぎます。
そんなときのホースカバー通し治具。
しっかりとホースのネジ山をねじ込んだ後に、
万力のハンドルに紐を引っ掛けて、温めておいたカバーを引くべし!
背筋に効きますw
因みにメーカーさんでも同じようなやり方だそうです。工場は多分機械で通しているのでしょうが・・・。
今回のは特にカバーとホース基部の差が有ったので、余計に力仕事でした。
ではまた!