鳥勝 ぶっちー
「最低最悪な」経営者
2020年7月9日
こんにちは!
8日の朝の雨は凄かったですね~!
(2020.7.8午前7時頃)
岩倉市に来てから10年程経ちますが
こんなにすごい雨が降ったのは
初めてだったと思います。
慌てて店を確認しに行きましたが、
鳥勝も排水路から雨水が逆流していて
溢れる一歩手前でした。
あと30分あの雨が続いていたら
鳥勝も水浸しになっていたかも。。。
おかげで水路の消毒作業という
一仕事が追加されてしまいました。
ぶっちーです。
さて、今回はとっても胸糞悪い
ニュースからです。
久しぶりにニュースでこんなに気分が
悪くなりました。
悪臭放つ14万羽の死骸、
和歌山県のブランド鶏
「紀州うめどり」
昨年12月、和歌山県の
有田養鶏農業協同組合さん
という組合が経営破綻されたそうです。
生き馬の目を抜く世の中。
養鶏場様や処理業者様の
経営破綻の話も、正直それほど
めずらしい事ではありません。
しかし、この事業者の経営破綻は
それだけでは済みませんでした。
「生産する養鶏業者が経営破綻し、
14万羽もの死骸が放置されたことが
問題となりました。」
この有田養鶏農業協同組合さんは
和歌山県のブランド鶏である
「紀州うめどり」の
総生産量の半分を任される程の
養鶏組合さんだったそうです。
それが経営破綻し、育てていた
紀州うめどりを放置。
結果として組合員である
3つの養鶏場で
14万羽程の紀州うめどりが
餓死してしまい、さらに放置
されていたそうです。
もう呆れとか怒りとかではないです。
なにか別の感情を持ってしまいます。
出典:紀州うめどり
チャンキーという鶏をもとに
和歌山県らしく梅酢を混ぜた
エサを食べさせて大切に育てられ、
銘柄どりのコンテストでも上位に
いつも君臨する、和歌山県が誇るブランド鶏。
・・・・・のはずでした。
出典:yahoo!ニュース
当然のように周辺からの苦情があり
ついに行政代執行に取り掛かかり
14万羽は処分されたそうです。
さらには貯められた糞が醗酵して
熱を持ち出火して火災が発生して
しまったりと、とにかく
ひどいあり様だったようです。
さらにニュースによると組合の代表の方は
行方をくらまし、連絡が取れない状態との事。
正直言いまして、こちらの会社に何があったかは
僕にはわかりません。
とてつもないご苦労もあったと思いますし、
ブランド鶏の養鶏場として誉もあったり
紆余曲折があったとは思います。
経営破綻という結末を迎えるまでの
過程は、こんな一文ではとても
言い表せないでしょう。
しかし、過程はどうあれ結果は
最悪も最悪です。
もう生き物に対する敬意や
食に対する敬意が微塵もない結末です。
僕も生き物を食品に変えるという仕事に
携わり、毎年の鶏供養をはじめ
生き物には常に敬意を払って
仕事に臨んでいます。
本当になんとも言えない嫌な
気持ちになってしまいました。
ニュースの文末に、
「失われたブランドをもう一度
取り戻すことはできるのでしょうか。」
とありますがあり得ないでしょう。
もはや「紀州うめどり」で検索しても
このニュースが1ページ目に表示される
始末。負のイメージがいつまでも付きまとう
事は目に見えています。
本当に、本当にこの14万羽をなんとか出荷
してから解散するなどの措置は取れなかった
のでしょうか・・・?
今一度、生きている物から命を頂き、
食品にするという事の尊さを考えて
欲しいと願います。
それでは今回はこの辺で!
また次回!