塩井 隆夫
これがこうで、あれがあーだから、こうなる!(お金の話)
2019年12月2日
皆さんこんにちは。
エンタです。
最近遠方からの仕事の依頼が多数あります。
ありがとうございます。
しかしながら、来年2月までは対応出来ません。
大変申し訳ありませんが、それ以降の工事であれば随時お受け出来る可能性がありますのでご連絡ください。
閑話休題
吹付のお金の話なんですが、モルタル吹付5㎝の場合って吹付厚5㎝でお金を勘定していませんか?
「おいおい、当たり前だろ!」って思われると思うんですがw
施工業者のお金の勘定の仕方だとそれでは儲かりません。
理論的になぜそのお金(単価)になるかを説明出来れば元請けも納得してくれます。
今まで通りで1m2あたり○○円だからと言うのはナンセンスです。
毎回単価が違って当然ですから。
例として5㎝の吹付を行う時の話で進めていきます。
※経費別、機械別、保険料別、人だけで試算※
5㎝のモルタル吹付500m2有ったとします。
1人あたり25,000円/日として、4人で10万/日です。
500m2×0.05m=25m3
1日当たりに15m3吹くとします。
25m3÷15m3=1.67日≒2日
2日×10万円=20万円
20万円÷500m2=400円/m2
コレが単価になります。
通常であればこの様に計算しますが、実際の計算ではこの方法だと損するんです。
5cm吹付けするのにどの位のロスが出るか?って言うところが大事です。
ラス網を隠すだけで簡単に6㎝・7㎝になります。不陸がキツければもっとです。
施工会社はそのロスも含んで単価に乗せないと儲かりませんし、下手すりゃ何やってんだ?ってなります。
単純に5cmの吹付する時は単価の1.5倍程度にしないと残りにくいという事です。
上記単価であれば400円/m2×1.5倍=600円/m2
こんな風に言うと元請けにも説明しやすいですよね。
じゃぁ10㎝は?ってなった場合、10㎝吹くのに吹付厚のロスはどの位ですか?
ある程度均一に吹付けしたくなりますし、そうしないと監督に指摘されます。
支店業者であれば、実際の現場での材料ロスは予算上で1.2~1.4(起伏激しい)程度見ています。
しかし、施工ロスは施工業者の施工金額に含まれていません。
材料もロスするので、施工ロスもコスト反映するべきです。
ザックリ言うと吹付単価は今の1割2割上がってもなんら問題ないとい事になりますw(乱暴な書き方ですが)
上記のような理由が立つという事です。
我々施工業者はいかに理論的に元請けと話すかが大事です。
なんとなくでは納得してくれません。
これがこうで、あれがあーだから、こうなる!
それでダメならその仕事はやる必要はないです。
あなたの会社の単価ではないという事になります。
ただし、元請け会社との信頼や人間関係に非常に密接に関係しています。
だからこそその信頼関係を生かして交渉してみてください。
それではまた。