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水越 たかゆき

インフレーター オーラルボタン不調 ②

こんにちはダグムスの貴之です。

前回のブログからはだいぶ短めのスパンの投稿になりますかね(笑)

少しだけ時間に余裕が出た時期でした。

ハタと気付きましたが、今日はワタクシの誕生日!

もう立派なオヤジなので特に何もないですがw

 

引き続きTUSAさんのインフレーターです。今回は主にチルトバルブ編になります。

ここは汚れますね。インレットボタンの内部。

海水が溜まりやすい構造でかつ、水が抜けにくい。。

TUSA インフレーターBCU-318

チルトバルブという方式は、構造的には単純で部品点数も少なく、きちんとケアしてあげれば

中々に優秀な機構ではあると思います。

ただ単純が故なんでしょうかね?汚れというか、グリス切れというか作動のキモとなるスプリングに

汚れが付着してしまうとアッという間に動作不良になってしまいます。

そこにさえ気を付けてあげれば、

それこそスプリングが折れるか、シール部がヘタるまでかなりの長期間作動し続けるのではないかと。

本体側の端っこに見えているのがシール材です。

BCU318 チルトバルブ

抜けにくい海水によって汚れまくってますね。

BCU318 チルトバルブ

シャフトの動きの説明です。

静止状態

チルトバルブ 動作仕方

ボタンを押すと・・・

ボタン動作説明

ボタン動作説明

シャフトが押し下げられてシールの隙間からエアーが出る。という仕組みです。

チルトバルブ 動作仕方

あ、因みに方向性は関係ないのでどの方向にシャフトを押し曲げてもエアーは出ます。

方向性に関係なく、ユニットがどの方向に向けられていても同じエアー流量が得られるのがチルトバルブ方式の

最大のメリットかもしれません。

チルトバルブ 動作仕方

 

さてさて。しっかり洗い終えましたよ。

オーラルボタン 洗浄後

肩口のバルブを引っ張ってバルブを解放させるワイヤー類もきれいに。。

錆びて切れてしまったかたもいらっしゃるので分解ついでに洗って行きましょう。

肩口バルブ作動用ワイヤー

先の方で説明しましたが、シャフトの折れ曲がりと復元を担うのがシャフトの下にある細いコイルスプリング。

画像下の方に写っているチルトバルブのシャフトの横に置いてある細いスプリングが汚れてしまうと動作不良になってしまいます。

耐久性についてはコイルスプリングはリーフスプリングとは比較にならない耐久性があるので、よほどのことが無い限り折れたりはしないようですね。

インフレーター各パーツ

異物が取り除かれ、ボタン廻りもきれいになったのでキッチリ押し込めるようになったオーラルボタン。

オーラルボタン快調

 

↓ ビフォー。ホントに押し下げてます。これ以上下がりません。

途中で止めたりといった手加減はしてませんw

TUSA インフレーターBCU-318

↓ アフター。感動的なボタンの押し下がり具合ですね(笑)

防護ネット付きのパーツも搭載済みです。

オーラルボタン快調

元通りにパーツ類を組み込んでと。。

チルトバルブ組み込み

このシャフトをオレンジのボタン下の部品が押し下げる、という位置関係になります。

チルトバルブ組み込み

最後にインレットボタンをセット。

ボタン動作説明

特製のエアバッグを使って、逆流のエアも出てないことを確認してからの動作チェックします。

インフレーター組みあがり

BCジャケット毎で構いませんので、インフレーターもしっかり洗ってあげてくださいね!

偶にはオーバーホール屋さんが教える器材洗い方講座みたいなブログでもよいかもしれませんねぇw

検討致します。

ではまたっ。

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