水越 たかゆき
ステンレス材でも腐食はします。。
2024年6月29日
こんにちはダグムスの貴之です。
最近、高校時代の部活仲間からのお誘いでまた皆で集まろうぜ!!
なんて話が出てきています。
勿論誘ってもらえるのも嬉しいですが、そういう話が出てくること自体が嬉しいですねぇ。
なんとか時間をやりくりしてみんなの顔を見に行きたいです。
軽く10年位は会ってない。高校卒業してから30年かぁ。。
現在は社長やってたり、飲食やらの商売やってたり、サラリーマンだったり。
みんなそれぞれの時間を経ているのが感慨深いです。
30年物?に掛けてるわけではありませんが同じくらいの年代物を修理することはよくあります。
そういう修理に時間を惜しまないのが我々ジュラル星人だ!
(最近、YouTubeでチャージマン研 というアニメを見ていたもので)
違います。ジュラル星人ではなくてダグムス。ですねw
TUSA製TR200レギュレーター。今でもちょくちょくお預かりすることが有ります。
割と部品在庫が残っているのと、流用も効く部品がありますのでまだ修理が出来ちゃうんです。
組み上げて最終チェックで1stのポートからエアが漏れる・・・。
よくあるのはピストンOリングの当たり面の傷や腐食。
ですが、シッカリ汚れを落としてあるし磨きもかけてある・・。
しばらく悩んでおりましたが、原因が見つかりました。
皿のへこみ部分の錆。。まぁよくある事例ですが、
裏側から見てもサビ。。
錆が貫通しているんですね。要するに小さなスが有ってそこから皿を貫通して空気が漏れている、という事です。
ステンレスだから「錆びない」とは言ってません。「錆びにくい」という事です。
使用条件や保管状況が悪ければ当然錆びます。
あと、材料が若干鉄成分多めで製造されているものだとやはりさびやすいですねぇ。
流石に腐食した穴は塞ぐことが無いのでピストン本体を交換します。
純正ピストンは既に在庫が無いので、クレッシーサブさんのピストンを使います。
普通はどこも在庫持ってないでしょうけど、弊社にはあと数個あったりします(笑)
ピストン全長、皿部分の直径といい瓜二つ。
この頃のレギュレーターは海外製品を参考に設計がされていたりしますので
意外と心臓部の部品が流用出来ちゃったりします。ほかにもHPシートなんかも流用出来ます。
各部チェックして若干のすり合わせ確認後にピストンを組み込みました。
バッチリOK!!
中圧値も9.8kでぴったりですね。
メーカーさんには申し訳ないですが、まだ修理できるものは出来る限り直していこうかなと。
勿論、絶対に治る!!とは言いませんが古い器材もお気軽にお問合せ下さいませ。
ではまたっ。