塩井 隆夫
デキル職人になる
2019年6月10日
皆さんこんにちは。
エンタです。
先日インナーロッドが折れて大変でした。
気づかずに2時間削孔していたそうですw
と言っても、このオペの削孔歴がまだ1ヶ月程度で、折れる事が初めてだったのでこの辺で折れて良かったと思っています。
やはりトラブルは早めに経験する事が大事です。
削孔していて凄く硬いな~とか、ジャーミングしてるな~あると思います。
しかも、いつも削孔している感じと違う時があります。
それは何かがおかしい時です。
コレは監督も知っておくべきですね。
施工に関して職人任せではダメです。
このアンカーは13m程度なのですが、普段だと削孔時間が40分程度なんです。
それが2時間も削孔していたらおかしいですよね。
そんな時は一度回収するんです。
異変を感じたら回収(ケーシングを全部抜くこと)
今回は、掘れないと言う電話で即回収の指示をしました。
結果インナーロッドが折れていたのですが、折れた時の回収の仕方を本人が経験していないので電話で回収方法を教えました。
後日私も現場に行きとりあえずは回収して再削孔を始めることが出来ました。
そのあともいろいろありますが、とにかく経験が必要です。
実際問題として、削孔などの作業において大事な事はトラブル経験です。
削孔はある程度なら誰でも出来るんです。
何十年と削孔をやっている方が、1日に60m掘れるなら、初心でも40m程度は行くでしょう。
そのくらい機械性能のが上がっているんです。(古い機械も多いですけどw)
あんなトラブル、こんなトラブルの時はどう対処するのか?
ベテランと新米の違いはそのくらいですよ。
細かい削孔のコツはあるでしょうが、そこまで変わりません。と、私は思っています。
チカラの差なんて紙一重ですよ。(こんな事書くと怒られそうですけどw)
トラブルの経験が今後の職人人生を左右します!
デキル職人はとてつもなく苦労をしています。
それを聞くのも大事ですが、経験することがもっと大事です!
困難に立ち向かってガンガン仕事しましょう!!
それがあなたの未来になりますよ!!
それではまた。