水越 たかゆき
レギュレーター取り付けたままのタンクを倒さない様に注意しましょう
2025年4月12日
こんにちはダグムスの貴之です。
四月になったら仕事空くかもーって思ってたのですが、まったく減らない。
有難いのですが、流石にちょっとお疲れ気味です。(笑)
納期ご希望のある方は事前に申し付けてくださいねー。
三月中に納車予定だったバイクもちっとも納車の連絡こないし。。
(何とか嫁を説得してwようやく大型バイク購入したのに乗れなくて不貞腐れ気味w)
・・・ふてくされてても仕方ないので一生懸命仕事しましょう。
ダイバーの方なら誰でも一度は経験ある?タンクを倒してしまう事によるレギュレーターの変形のお話です。
重いタンクが倒れるとその天辺に取り付けられているレギュレーターはフルスイングで地面にたたきつけられてしまいます。
タンク、レギュレータ双方にダメージを受けることがあり、主に真鍮製の重器材は割とすぐに変形してしまいます。
まぁすぐに変形はしますが、比較的簡単に直すことができるとも言えます。
まだ見たことはありませんが、チタンとかだと恐らく修正は難しいと思います。
はい、こちら。すでにカバーが割れてますね。
一応軽く保護はしてくれるのですが、限度があります。
まぁ、此れは仕方ないです。デザイン上、千切れやすい形状です。
問題は此方のロックナットとスプリングコントローラー。
スプリングコントローラーというのは真ん中の六角の開いたパーツです。
変形と汚れで、これ以上回りません。
という事で六角の工具でグリグリと
押し込む要領で反対側に抜きます。
人差し指の先のネジ山、歪んでますよね?
とりあえず洗浄しましょう。
綺麗にした後、様子を見ながらネジをなじませます。
勿論、無理はいけませんが多少の変形ならネジの修正が可能です。
幸い、ネジ山が削れたりせずにネジの曲がりを修正する事が出来ました。
正直いうと、どれくらいの変形なら直せるか?というのは工具の手応えとカンですね。。
永い事この仕事をやってるとネジの気持ち?が判るようになります(笑)
無事に修正が出来たので次はバーナーとドライバーを用意して、
千切れたカバーを溶接します。この作業はオマケというか気持ちです。
多少変形してた「痕」は残ってますが、ネジ山には影響がないので良しとします。
溶接したカバーも取り付けて完成です。
次はタンク倒さないでくださいね!
今回は軽症の変形でしたが、もっとひどいものもたくさんあります。
部品を交換してしまえば済むのですが、外装パーツは高い!ので、
出来るだけ形状修正で使用可能な状態に持っていこうというのがダグムスの基本方針です。
ではまたっ。