まちゃお伊藤
中庭剪定
2019年8月13日
「レモン」です。
最近だと曲の「レモン」が人気ですが、個人的には小説の「檸檬」が好きですね。
幼木でも実がつきやすいので、植えてすぐ実が収穫できますよ。
植える場所と土壌が大事になってきますので、そこだけ要注意です。
陽当たりはかなり重要です!
実なりものには当たり前のことですが、陽がしっかり当たることでしっかりとした実ができます。
土壌は、「水はけが良いこと」です。
水で常に土壌が湿気っているところには向きませんので、水が下に落ちやすいよう赤玉などを基本土に多めに混ぜてあげると良いかと思います。
余談ですが同じ木でも、実が一番甘くて美味しい場所が、方角や高さで違うらしいです。
みかん農家の方に教えて頂いだのは、
「南側」の「上側より下側」だそうです。
陽がしっかりあたることで、光合成がしっかりされるのは何となくわかりますが、
「低い場所」は?
と、理由をお聞きしたら
「木は根っこから吸い上げた養分を、下から順番に木の上まで揚げていくから」
なるほど!
だから果樹園の木はみんな低く仕立ててあるんですね。
果樹狩りに行かれる際には、「南側の低い場所の実」を狙ってみてくださいね。
レモンの話から外れましたが…
棘はかなりのもんですよ!
収穫の際にはお気を付けくださいね。
今回は毎年夏に一度だけお邪魔する剪定です。
ほとんど常緑樹のいわゆる葉物が多いお庭です。
建物二階の、外からは見えないお庭なので、部屋の中から見るお庭です。
目隠し用途ではない、葉物の剪定を施していきます。
奥のアラカシ2本、その手前のサザンカ、ハクサンボクまで剪定した写真です。
緑の量を均一にしていきます。
均一にするんですが、上から下に向かって徐々に濃くしています。
上から入った日差しが下の葉にもしっかりあたるようにする為です。
この作業を怠ると、木の上の方だけが葉が茂り、下の方はスカスカになってしまいます。
そのうち、下の方の芽つきが悪くなってしまいますので、切り戻しも難しくなってしまいます。
剪定完了後です。
最初の写真と見比べてもらえると、かなり薄く仕立てあるのがわかると思います。
この時期だからこそ出来る薄さですが、お庭が涼しくなったように感じられますよ。
自然風に仕立てても大きさを維持することが可能なので、気になった方は一度ご相談くださいね。
風が吹いて枝が揺れるのを見てると気持ちが良いですね。
また来年にお邪魔できるのを楽しみにしておりますね。