塩井 隆夫
仮設グラウンドアンカーの緊張
2020年1月9日
皆さんこんにちは。
エンタです。
正月から仮設グラウンドアンカー工の計画書を作っていました。
KTBの仮設グラウンドアンカーの場合耐荷体が複数個ある場合、緊張方法が異なります。
例えば耐荷体が3つあった場合、PC鋼線は6本出てくるわけです。
1本のPC鋼線がUターンして先端に耐荷体が付いています。
先端の1番耐荷体が10mの位置、次の2番耐荷体が9mの位置、次の3番耐荷体が8mの位置にあるとします。
ジャッキを取り付けて一番先に1番耐荷体にクサビを打ち0KN~所定のKN位置まで引張ります。
次に2番耐荷体にクサビを打ち所定のKNまで引張ります。
次に3番耐荷体にクサビを打ち所定のKNまで引張ります。
コレでPC鋼線の試験準備が出来ました。
要は、長さが全て違うので伸びが違います。それを計算して荷重に置き換えて引張るわけです。
ここから初期荷重まで載荷して適性試験か確認試験のスタートです。
KJSの場合はバネ係数を計算にしてチェラストなるモノを一緒に挟んでいきます。
またコレが面倒なんで私は荷重で2Mpaになったら2番耐荷体にクサビ、5Mpaになったら3番耐荷体のクサビ。
ってやった方が楽ですねw
やり方はそれぞれですが、やりやすくて説明しやすい方法で行った方が良いと思います。
そのうちエクセルフォーマットが完全に完成したら公開します。
それではまた。