水越 たかゆき
作業屋さん 日本アクアラング カリプソレギュレーター 洗浄 組み上げ
2021年3月28日
こんにちはダグムスの貴之です。
仕事のバタバタがあったりしてブログ更新遅くなりましたが、前回の続きですよっ!
作業屋さんの日本アクアラング製 カリプソレギュレーターです。
因みに。。ようやく官公庁器材もO/H納期の目途が立ったため、
今後は納期も通常通り、特別急ぎの方でも料金は変わらず仕上げますので、
連休前に仕上げたい方、久々ダイビングしようとしてメンテナンスを忘れてた方、
是非お問合せくださいませ!
続きは・・・。
まずは、特製薬品洗浄です。相変わらず緑ぃですね・・。
溶け込んだ塩分の反応によるものです。舐めると塩っぱいですw
アルカリ系の洗浄液で超音波洗浄。。
通常8分ですが汚れが酷いので二度洗いです。
勿論この手のO/Hは洗っただけでは済みませんよ。
より強い薬品での洗浄←もちろん時間制限ありです。長時間の漬け込みは地肌が痛みますので。
やモーターツールでの研磨はマストです。
こんな感じで磨きます。
勿論より細かい番手のヤスリなども使います。
セカンド部品も研磨が必要ですね。
大まかに磨いたら一度軽く組んでみて擦れる部分や部品の変形もチェックもします。
案外、無理な負荷が掛かった状態で使っていると、デマンドレバーなんかに変形が起きている
場合も結構あったりしますので。
あらゆる抵抗をものともせず、結構強引に呼吸してしまっている方、いらっしゃいます。
人間の呼吸に対する力に驚きます。
でも無理は禁物ですよ。
デマンドレバーが曲がっていたりすると、元から外れたりしかねません。
同じく、1stステージのOリングの気密チェックもします。
砂が多いところで使うと内部は天然で擦り下ろされるので、Oリングの摩滅以上に
本体側の摩滅が心配です。
今回はそれより前に出していただいたので大丈夫そうです 。
新たに加工された最新のメッキ部品といえども過信なされること無かれ。
フツーに摩耗しますし、腐食もします。
なんやかんやで組みあがりました。作動はばっちりです!
実は単純な構造のレギュレーターのほうがトラブった時に原因が判りづらいのですよ。。
同時にお預かりしたタンクバルブも一緒にO/Hしました。
結構手間暇かかりますが、きれいに治った時はやっぱりうれしいです。
根っからの修理屋ですねww
ではまたっ!