黒木優
噴霧器 修理
2019年10月4日
こんにちは!
すっかり秋の空気になり、とても過ごしやすくなりましたね。
暑くもなく寒くもなく、1年の中でこの時期がボクは1番好きかもしれません。
さて今回は、『噴霧器』の修理をご紹介。
↑↑お預かりした噴霧器がコチラ。
畑などに薬剤を散布する機器です。
こちらが劣化で液漏れするとの事で修理を依頼されました。
↑↑「角」の部分がパックリ割れてしまってます。
ここへ「ろう付け」を行ない亀裂を塞ぎたいと思います。
まず、ろう付けする場合の下地作りと、肉盛り量を稼ぐために凹みを。
「角」にろう付けしようとするとモコモコになってしまうため、なるべくフラットになるように細工をしました。
↑↑ろう付け完了後の写真。
実はろう付け作業前からイヤな予感はしてたのですが案の定それは的中…。
それは何かと言うと、ろう付けする「周辺の部品」を止めているはんだ付け箇所が溶ける事。
「銀ろう」より「はんだ」の方が融点が低く、しかも修理箇所のすぐ近くにあるため先に「はんだ」が溶けてしまいました💦
しかも劣化した「はんだ」はボロボロになってるので除去しないと再施工はできません!
こういう事は、施工する人にしか分からないですよね…
パッと見た時から大事になる気はしてましたがw
結局、部品を全部外して清掃する事に…💦
↑↑部品を脱着して、「はんだ」を巻き直しました💨
一通り洗浄して、漏れの簡易チェックをしたら作業完了です✨
こちらの噴霧器、普段お世話になってる方からの依頼との事もあり『破格』で修理させて頂きました。(高い方じゃないですよw)
本当でしたら2〜3倍はするところですが、ソコは恩返しという事で♪
たまにはこういった「御奉仕」も必要ですね!
以上、『噴霧器 修理』でした。
それでは。