鳥勝 ぶっちー
意外と「名古屋めし」には地域の特産品を使ったものが少ない?
2024年2月18日
こんにちは!
本当に今年の冬は暖冬ですね!
今週からは15℃を超えるような
日も続きそうで、嫁はすでに花粉症の
酷い症状に悩まされています。。。
暖冬のお陰か、今年は鳥インフルエンザの
流行が例年のそれに比べて収まって
いるなど、良い面もありますが
花粉の飛散量などに影響が出そうですね!
ぶっちーです!
さて、以前の記事でご紹介した
「名古屋コーチンプライドコンテスト」
皆様投票頂けましたでしょうか?
参加して頂いた方も、そうでない方も
ありがとうございました!
先日、投票締め切りと同時に
投票結果が発表され、
見事、岩倉市の和食にわさんが
エントリーした
「ひきずり」(ひきずり鍋)が
優秀賞を獲得致しました!!
投票頂いたみなさま、本当に
ありがとうございます。
他にも、群馬県館林市の「らーめん竹三」さんが
エントリーした「名古屋コーチンと羅臼昆布の極上醤油ラーメン」
東京都江戸川区の「新和食 幸家義太郎」さんが
エントリーした「たまらん!チーズin濃厚出汁巻き玉子丼」が
優秀賞を獲得されています。
2月26日には、上記3つの優秀賞から
さらにグランプリを決定する催し物が
開催されるとの事ですので、今から
とても楽しみです!
さて、今回のこの名古屋コーチンプライドプロジェクト。
元々のプロジェクトの目的は
『「名古屋めし」としての名古屋コーチンの
地位や知名度を上げる事』です。
少し名古屋コーチンから離れて、
名古屋めしという「名物料理」
全体を振り返ってみたいと思います。
すると、実は
「その地域の特産品ならでは」
の料理って意外と少ない事に気づきます。
名古屋めし総選挙2022の
エントリー画像を元に、少し
見てゆきましょう!
言わずとしれた名古屋メシが
ずらっと並んでいますね!
掻い摘んで考察してゆきます。
正直言いまして、これ名古屋めし?
というものや、知名度が低いものは
端折っていきます笑
まずは味噌カツ。
矢場町にある「矢場とん」さんが
余りにも有名ですね!
特に豚肉は愛知県産や名古屋周辺で
ある必要はありませんが、
愛知県の特産品である岡崎の八丁味噌などで
有名な、「みそ」に関連しています。
守口漬けは尾張北部の大口町が
有名ですが、そもそも守口大根は
大阪の守口市が元なので少し
特産品という目線ではパンチに
欠けてしまいます。
天むすやエビフライ、海老せんべいなどは
三河湾やその周辺が海老の漁場という事で
名古屋メシに定着しているようです。
が、「海老」はそもそも全国どこでも
取れるありふれた食材なので、
「名古屋ならでは!」という名産品や
食材としては説得力が少し乏しいです。
そして「ひつまぶし」!!
こちらは「三河一色産のうなぎ」
という(西尾市一色町)一大ブランドが
ある為、まさに特産品と言えるでしょう。
少し調べてみた所、現在でも国内
生産量のうちの5分の1はこちらで
生産されているとの事です。
もっと差別化して、「一色うなぎ」とか
品種を分けたりすればいいのに・・・
「きしめん」も非常に有名ですね!
こちらは形こそ独特ですが、
愛知県産の特殊な品種の小麦粉を
使用しなくてはいけないなどの
縛りはありません。
台湾ラーメンも同じく
名古屋の今池にある料理屋さん
発祥ですが、特に地元の食材を
使わなくてはいけないなどの
縛りはありません。
ういろうは・・・おいしいですよね笑
子どもの頃、給食で出るのが楽しみでした。
手羽先も、数件の料理屋さんが
とても有名ですね!
当時、取れる肉が少ない事から
廃棄となる事が多かったこの手羽先。
味付けを工夫して
安価に提供を始めた事が始まりだと
聞きます。こちらも使用する鶏に
関しては、特に地場で有名な品種を
使用しなくてはいけないなどは
ありません。
あんかけスパ・鉄板スパ(ナポリタン)
小倉トーストなどは台湾ラーメンと
同じく、名古屋にあるお店が発祥となり
名古屋メシとして定着した料理です。
いずれも地場産品の食材を使用しなくては
いけないなどの決まりはありません。
いかがでしょうか?
現在名古屋メシとして
定着している料理、
そのほとんどは名古屋にある
料理店が発祥の料理であって
地域の特産品や食材から出てきている料理は
意外と少ない事が分かったと思います。
大筋では、やはり「味噌」が強いですね!
「うなぎ」も地域の名産食材としては
説得力があります。
もちろん、その他の名古屋メシに対して
「名古屋のもん使っとらんがや!」
なんてケチをつける気は一切ありません。
それどころか、どれも数十年~数百年の
歴史を誇っており、非常に美味しいもの
ばかり。名古屋メシは味が濃すぎるなんて
言われますが、こんなおいしい
名物がたくさんある地域に産まれて
本当に良かったと思っています。
話は元に戻って、今回の
名古屋コーチンプライドコンテスト。
名古屋コーチンはもともと、
地域の特産品という側面を
非常に強く持ったものです。
その名の通り食材の名前に
名古屋という文字が入っている
数少ない食材でもあります。
その特産品を使った料理が
あらたに「名古屋メシ」として
定着する事になれば、こんなに
嬉しい事はありませんし、むしろ
名古屋コーチンを使った料理が
名古屋めしにならないわけがありません。
今回のプライドコンテストで優秀賞を
獲得した3つの料理。
〇ひきずり(ひきずり鍋)
〇ラーメン
〇出汁巻き卵丼
どれがグランプリになっても、
今回ノミネートされた料理どれもが
新しい名古屋めしとして活気づくと
良いですね!
それでは今回はこの辺で!
また次回!