鳥勝 ぶっちー
深刻な働き手不足で処理数減!?これからどうなる鶏肉業界!
2023年9月29日
こんにちは!
皆様、浄水器って使ったこと
ありますか?
昔、上水道の工事をおこなっている
友人から「水道管の中を見たら
直接水道から水が飲めなくなるよ」
(それほど汚いとの事)と聞いて
いたのを思い出し、今更感が凄いですが
水道の蛇口につけるタイプのものを
買ってみました。
使ってみてびっくり。塩素の匂いが
まったくしない水が出てきました。
17種類の物質を除去できるとの
事ですので、実感している以上に
きれいにしてくれているのでしょう。
もっと早く買えばよかったかもしれません。
ぶっちーです!
さて、今回は食肉加工の現場で働く
労働者の皆さんのはなしです。
いきなりですが、2023年夏現在、
食肉業界は割と深刻な
「働き手不足」に直面しています。
数年前までは食肉加工系の職業で
働き手不足という話を聞く事は
少なかったのですが、最近になって
急激にそのような話を聞く機会が
増えてきました。
理由としては様々考えられますが、
非常に大きな要因としては
中国人の方をはじめとした
外国人労働者の方々が
本国に帰ってしまった、または
他の給料が高い職業に移動して
しまったという事が大きいそうです。
そうです。
食肉加工業界はすでに10年ほど前から
外国人の労働力に頼り切っています。
単純作業という側面が大きいのかも
しれませんが、低い賃金で大量の人を
雇って一日中作業をしてもらうという
スタイルが定着していました。
機会の組立ラインなどと一緒ですね。
そこで、今までは低賃金でも働いて
頂ける外国人の方を多く雇用していました。
が、その外国人の方ですらここ数年
食肉の仕事に就いて頂けなくなって
きています。
現に、鳥勝が取引をさせて頂いている
食肉工場さんも8~10年前程までは
工場は中国人の方で溢れていました。
(さらにその前はブラジル人だったそう)
そして中国の経済状況が非常に良くなり、
中国人はみんな本国へ帰るか、他の
賃金の良い国へ行ってしまいました。
その後入れ替わった方々はベトナムや
ネパール、カンボジアの方が多かったと
思います。
そして、その方たちもコロナ禍や
経済状況の変化によって、
皆同じように本国や他の国へ行って
しまいました。
もちろん、日本に残って頂いて
引き続き働いて頂いている方たちも
いらっしゃるようですが、とにかく
働き手が不足しているという
問題は継続しています。
肝心の日本人は!?と思うかも
しれませんが、そこが本当に難しい所で
食肉工場で安く働くという
地元の方は、やはり外国人の方
以上にいません。
もっと給料の高い、他の
職種に流れてしまっているようです。
以前何かの機会にも書きましたが、
これから10年は本当に「働き方」が
まったくこれまでとは違ったステージに
切り替わってゆきます。
これまでで触れてきたように、
働き手不足の流れは止まる事はありません。
そして、その働き手不足を補うために
恐らく、食肉業界は「AI」と
「オートメーション」にどんどん
移行してゆきます。
なにせ働く人がいません。
これからは機械一辺倒になるはずです。
そしてそのような大掛かりな機械を
導入できるのはもちろん、大手さんのみ。
(知り合いの食肉工場さんが「脱骨機」を
導入しましたが、イニシャルコストだけで
4000万円かかるそうです。)
とても町の個人店に導入できる金額ではありません。
これまでの10年は町の肉屋さんが潰れ
大手さんに集約されてきましたが、
今後10年はその流れがもっと加速すると
見て間違いないでしょう。
個人店は、生き残る為には今まで以上に
個人店ならではの特色を出す必要があります。
だらだらと書き連ねましたが、
以上の事を踏まえて「大手さんと同じ事」
をやっていては生き残って行ける訳が
ありません。
個人店や中小精肉店は、知恵を絞って
これからの世の中を生き抜いて
行きましょう!
それでは今回はこの辺で!
また次回!