鳥勝 ぶっちー
瞬間湯沸かし器の温度で熱湯殺菌は十分なのか?温度を実測して検証!
2021年1月21日
こんにちは!
次の日曜日に、鳥勝のある
岩倉市では市長選が行われます。
2名の方が立候補され、選挙に向け
両陣営頑張っておられます。
新型コロナ禍の世の中だからこそ、
市民の皆様が本当に市民の為に
頑張って頂ける方を選ばなければいけません。
岩倉市民の皆様、選挙にはちゃんと行きましょう!
どの候補を選ぼうが、無記名で投票しようが
ちゃんと自分の意見を投票することが
大事です。
画像は現職の久保田かつらおさんです。
しかし、自営業者や経営者の方々は
選挙に熱心な方が多いなーと思うのは
僕だけでしょうか?笑
ぶっちーです。
さて、今回は
「熱湯消毒」のお話です。
鳥勝では器具の殺菌や消毒の為に
熱湯殺菌を行っています。
熱湯による消毒は、人体への影響や
コスト的にも優れているためメインは
熱湯消毒です。
こんな世の中なので、こまめに
行っているのですが、肝心の
「使用する熱湯」は
瞬間湯沸かし器を使っています。
出典:rinnai
こんなやつです。
1日のうちに結構な回数を
行うので、正直いちいちお湯を
コンロで沸かして使用するという事は
やっていません。
このような瞬間湯沸かし器は
「熱湯」というダイヤルがあり、
文字通り熱湯が出てくるのですが
ここで一つ疑問が出てきます。
果たして、本当に殺菌できるだけの
温度が確保されているのか?
という疑問です。
ちゃんとした熱湯が出ていなければ、
僕が今までやっていた熱湯殺菌・
熱湯消毒は全く効果がなかった事に
なってしまいます。
そこで、計測を行ってみることに
しました。使用する温度計は
こちらです。
非接触の温度計測器です。
最近は安価でまあまあな精度の
計測器が出てきたので買ってみました。
いつものデスクの温度は15.8度。
1月の21日です。
早速、鶏をさばく時に使う
フキンを熱湯消毒するために
熱湯を張り、温度を計測してみました。
計測は82.6度。
正直思っていたより低いですが、
代表的な食中毒菌を殺菌するために
必要な温度はおおよそ60度~80度
なので、十分な温度といえると思います。
次に、包丁を熱湯につけた後の
温度を計測してみます。
湯沸器の出口に近い所で熱湯に
当てるせいか、先ほどの張った
熱湯より高く、86.1度でした。
こちらも温度としては及第点です。
次にまな板ですが、こちらは
たらいと同じくらいの82度程度でした。
手がべたべただったので、計測した写真は
取り忘れました笑
タライのお湯を5分程放置すると、
やはり冬ということもあり
すぐに温度は下がってきました。
それでも78.3度はあったので、
フキンを浸けておいても5分程は
75度以上が持続するはずです。
こちらは試しに計ってみた
冷凍ストッカーの中の温度です。
冷凍品はこちらのストッカーに
入れて保管しているのですが、
-40.7度という計測値でした。
冷凍保管は一般的には-18度以下
ですので、こちらも十分な低温で
保管できている事が分かりました。
以上の事から、鳥勝が普段
行っている熱湯消毒・殺菌は
効果が見込めることがわかりました!
ただ、黄色ブドウ球菌などの殺菌には
65度以上で10分間必要など、
少し長い時間高温状態にさらす
必要がある菌に対する効果などは
今までの方法では不十分ではないか
など問題点もわかりましたので、
これからはいつもより長い時間
70度以上を保てるように配慮するなどの
措置が必要だと思われます。
新型コロナ禍でいつも以上に
細菌やウイルスに対する警戒感が
世の中にはありますので、僕たち
事業者はいつも以上に器具や
食品に対する安全意識を持たなければ
いけませんね!
それでは今回はこの辺で!
また次回!