鳥勝 ぶっちー
規格外の小さい名古屋コーチンを骨ごと水炊きにしたら、とても美味しかった話
2021年1月6日
こんにちは!
バタバタの年末が終わり新年を迎え
早6日。もう今年が1週間を
過ぎようとしています。
年末の片づけから新年の仕事から
いろいろやっているとあっという間に
1週間ですね!
うかうかしているとすぐにまた
1年が過ぎてしまいます!
いろいろ充実した1年にするには
年はじめが重要ですね!
ぶっちーです。
さて、前回のブログでも少し触れましたが、
どうしても名古屋コーチンを仕入れて
食鳥処理・精肉をして売るという
仕事上、「ロス」というものは
どうしても出てしまいます。
そんな「ロス」となってしまったのが
昨年末で困った、
「規格外」ともいうべき
売りものにならないような
小さい名古屋コーチンです。
もちろん名古屋コーチンは名古屋コーチン
なのですが、やはりほかの名古屋コーチンと
比べて明らかに小さく、精肉しても
みすぼらしさが出てしまうために
お客様に売ることはありません。
味も普通の名古屋コーチンと比べて
しまうと、少し脂の乗りや
肉の旨みも劣ります。
原因としては個体差による事が
多いのですが、元からやせ型だったり
あまり餌を多く食べない個体だったり
規格外になってしまう理由は
様々です。
もしかしたら養鶏場やその環境によって
やせ形の名古屋コーチンは多く
出てしまうこともあるかもしれません。
そんな「規格外」名古屋コーチンの
もも肉がこちらです。
規格外だからといって、
鳥勝ではそのまま処分することは
ありません。
いつもであればミンチにして「つみれ」
として使って頂いたりするのですが
折しも今年はコロナ禍真っ只中。
飲食店需要も見込めず、途方に
暮れた上、料理の幅を広げる
目的も込め、食卓に並べることに
しました。
かと言って、そのまま切って
鍋に入れてもいつも通り過ぎるので
今回は「骨付き」のもも肉にして
水炊きにすることにしました。
名古屋コーチンの水炊き、
美味しいですよね~!
冬の時期は水炊き用のカットの
ご依頼も多くいただきます。
大きい通常の名古屋コーチンであれば
骨ごと3㎝程にカットして
水炊き用や筑前煮用(がめ煮用)
にするのですが、今回は
規格外に小さい名古屋コーチンの為
「うわもも」と「したもも」に
分けるイメージでカットします。
いよいよ鍋に投入です!
今回はシンプルに、
白菜とえのき、シイタケだけ入れた
水炊きをつくりました。
名古屋コーチンの出汁がとても出て
下味などはつけなくても
とても美味しい鍋ができます。
余談ですが「土鍋」、本当に便利ですよね!
今回のように名古屋コーチンの水炊き、
ひきずり鍋、雑炊もできますし、
お米だって土鍋で炊けば美味しく
炊けます。
冬の時期になると我が家でも登場機会が
増えて、大活躍します笑
ぐつぐつという美味しそうな音とともに
だんだんと出来上がってきました!
今回のように骨が付いた状態で
調理すると、骨からも名古屋コーチンの
ダシが出て、おいしい水炊きができます。
これぞ鶏鍋!という味になりますよ!
肝心の味ですが、これは
本当に満足です!!
考えていた10倍美味しかったです!
特に規格外とされてしまった
名古屋コーチンの骨付きもも肉、
「食べ応え」がすごくあって
本当に美味しかったです!
骨をもって豪快にかぶりつくと、
程よい弾力があって
ジャキジャキ噛み解して食べる
感じです。これはブロイラーでは
絶対に出ない旨みですね!
食べてるぞ!!感がすごいです。
通常の名古屋コーチンに比べると
脂の出が悪いかと思いきや、
鶏の脂もいい感じに出ていて
本当に美味しい鶏鍋になりました。
少しだけ、少しだけ鶏独特の
「臭み」はあるように感じました。
そこをうまく消してくれるのが
ここ2・3年僕がはまっている
柚子胡椒です。
先ほどの骨付きもも肉に
柚子胡椒を少しつけて
かぶりつき、これもまた
激ウマでした。
名古屋コーチンの水炊きに
柚子胡椒。
これはもう絶対に外さない鍋です。
まだ規格外の名古屋コーチンは
余っているので、次はどんな
料理を試そうか今から悩んでいます笑
それでは今回はこの辺で!
また次回!