山内 豪
食中毒が増える季節が来ました
2019年8月2日
梅雨も明けてもう8月、急に暑くなりましたね。
お腹周りの肉が気になってる私には厳しい季節ですw
こんにちは、山内です。
先日、岡崎市のカラオケ店で鶏レバーなどを食べた男性客8人が
食中毒の症状を訴えたとの記事を見みました。
岡崎市が公表している調査結果を見てみると
病因物質はカンピロバクター・ジェジュニとのこと。
食中毒の原因でカンピロバクターの名前を見ないことはなくなってしまいましたね。
ご家庭では「食中毒予防の三原則」に注意して対策をしていきましょう。
食中毒予防の3原則
(1)菌をつけない (肉を触った手は洗う、使った調理器具は洗浄など)
(2)菌を増やさない (早めに食べる、冷蔵庫などで温度管理をするなど)
(3)菌をやっつける (十分に加熱処理をする)
カンピロバクター以外の代表的な原因菌にも有効なので、
意識するだけで原因菌に感染する可能性はかなり下がります。
同じ青年部に所属する鳥勝さんが食中毒の代表的な原因菌に対する
熱湯による殺菌の効果に関する記事を書かれていますので
気になる方は読んでみてください。
リンク:熱湯殺菌の温度は何度以上?
さて、食中毒の症状を伴う感染症に関して少しだけ。
皆さんは犬や猫のようなペットは飼っていますか?
私は仕事がら衛生面の関係で飼えませんが、カワイイですよね。
そのペットの食事どうされてますか?
ドッグフードのような加熱処理されたドライフードですか?
ローフードと呼ばれる生肉を主体にしたものですか?
なぜペットの食事なんか聞くんだと思われますよね。
代表的な食中毒の原因菌(腸管出血性大腸菌など)による感染症は
「人獣共通感染症」に含まれています。
人獣共通感染症(じんじゅうきょうつうかんせんしょう:ズーノーシス(zoonosis))は、
ヒトとそれ以外の脊椎動物の両方に感染または寄生する病原体により生じる感染症のこと。
感染している動物との直接接触やその糞や毛垢などを介して再感染が起きる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
これに含まれているということは、汚染された食品を食べたりすると
犬や猫などのペットにも原因菌が感染する可能性があるということになります。
実際カンピロバクターなどは宿主のなかに犬猫も含まれています。
食中毒の代表的な原因菌は動物が感染していてもほぼ無症状のものが多く
感染しているかわからないことがほとんどだそうです。
加熱処理済みのドライフードを与えてるなら特に気にすることはありませんが
ローフードのような生肉主体の食事を与えている場合、
ペットに原因菌の付着したものを与えてしまう可能性は否定できません。
ご自身が食中毒にならないように対策する方は多いと思います。
でもペットに与える食事から感染する可能性まで考える人はどのくらいいるのでしょうか。
少なくとも私は考えたこともなかったです。
ネットで検索すると市販の肉をつかってのレシピなどをよく見かけますし、
自分で用意される方はそれなりにいらっしゃるような印象を受けます。
生肉を使う以上、そういう方は少し注意したほうがいいかもしれません。
思い出してみるとペットのごはん用と言って買われていくお客さんもまれにいます。
お店としては加熱してくださいと言って販売してますが、実際はどうなんでしょうね。
あ、ローフードがだめとかそういうことでは無いですよ!
あくまで感染症の面から見た場合に飼い主はそういうことも
気をつけておくと自分や家族を守れて安心かなということですw
原因菌が付着したエサを触ったり、感染したペットの糞便からの感染が主ですので
飼われている方はペットに触れた後や糞便の処理後はしっかりと
手洗いと消毒を心がけるのがいいと思います。
ペットを飼われている方は食中毒予防の3原則に
「ペットに触ったら手洗い・消毒」を加え4原則にするといいのではないでしょうか。
対策意識を高めて自分もペットも健康に過ごしていけるといいですね。