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鳥勝 ぶっちー

鳥勝で捌いた名古屋コーチン生肉の残留抗生物質検査(理科学検査)をおこなって頂きました

 

 

こんにちは!

昨年のブログにも少し書きましたが、

勢い収まる事無くノロウイルスが

とんでもなく流行っていますね!

 

リンク:ノロウイルス流行中!!

 

直接の原因かどうかはまだわからないものの、

岐阜県で発生したノロウイルスの集団食中毒では

40代男性の死者まで発生しています。

報道によると、症状を訴えた翌日に体調が

急変し亡くなったとありましたので、

ノロウイルスが何らかの要因になった事は

間違いなさそうです。

食中毒予防の基本は、手洗いです!

コロナ禍が終わり、習慣から外れてしまいそうですが

手指のアルコール消毒、手洗いはきちんと

継続しましょう!

ぶっちーです!

 


 

 

さて、そんな「食の安全」に関わる話題です。

少し前の話で恐縮ですが、

愛知県の江南保健所さん、愛知県衛生研究所さんに

生肉の理化学検査(抗菌性物質・動物用医薬品)

おこなって頂きました!

 

 

愛知県衛生研究所

 

 

 

 

上の画像は、検査用に肉を持って行ってもらった際の

「収去証」です。

※担当者の名前がぼかしてありますが、別段の意味はありません。

「ブログに名前だしてもいーい?」って聞いてないからというだけです。

 

 

 

理化学検査なんていうと、とても

ものものしい雰囲気を受けますね!

検査項目は「抗生物質」「合成抗菌剤」

 

分かりやすいように平たく言うと、

検査対象の肉の中に、ワクチン等による

抗生物質などがどれだけ残留しているか?を

検査して貰うという検査になります。

 

ニワトリも、我々と同じように生まれてから

成長するにあたり、様々な病気や健康被害から

守る為、ワクチンや抗生物質の投与を受けて育ちます。

ワクチン等の投与が無いと、かなりの割合の鶏が

病気にやられてしまうと試算されています。

 

 

そんな鶏にとっても欠かす事のできない

ワクチン・抗生物質ですが、精肉後の生肉に

ガンガンに残ってしまっていてはやはり、

あまりよくありません。

 

 

そこで、今回のような検査を定期的に受け

肉の中に抗生物質などがどれくらい残っているかを

確認する訳です。

 

 

 

 

 

鳥勝側が用意するのは、なんといっても検体。

検査してほしい生肉を、この容器に詰めて

収去して頂きます。

もちろん検査に出すのは名古屋コーチン。

今回は、名古屋コーチンのむね肉・もも肉を

検査して頂く事にします。

 

 

 

名古屋コーチンのもも肉、むね肉を

みっちり検体用抗菌容器に詰めます。

カップに入った肉、ちょっと斬新です。

今度こんな感じで売ってみようかな・・・

 

 

 

 

2カップづつ、検査に出します。

もちろん通常の鳥勝のオペレーションと

同じように、さばいてから冷蔵庫で荒熱を

取り、すぐに詰めてあります。

 

 

 

そして待つこと1か月半。。。。。。

 

 

 

 

検査結果が届きました!!

結果は・・・・?

 

 

 

 

安定の、すべて「検出せず」でした!

※こちらは、「もも肉」の検査結果

 

 

検査対象となった物質であろう文字がならび、

 

オキシテトラサイクリン、

クロルテトラサイクリン

及びテトラサイクリン

→検出せず

 

ベンジルペニシリン

→検出せず

 

スルファメラジン

→検出せず

 

スルファモノメトキシン

→検出せず

 

スルファジメトキシン

→検出せず

 

スルファジミジン

→検出せず

 

スルファキノキサリン

→検出せず

 

ナイカルバジン

→検出せず

 

 

ですって!!

(よく分かってない)

 

 

とにかく、ダメっぽいやつは

全く残ってなかった(検出限界以下)

って事は読み取れます。

 

 

さらに項目は続き、

 

 

オキソリニック酸

→検出せず

 

チアベンダゾール

→検出せず

 

アルベンダゾール

→検出せず

 

フルベンダゾール

→検出せず

 

エンロフロキサシン

→検出せず

 

ダノフロキサシン

→検出せず

 

ドキシサイクリン

→検出せず

 

 

・・・ですって!!

 

 

こちらも、まったく見た事のない

文字列が並びますが、少しピックアップして

調べたところ、それぞれが

感染症や細菌による病気、寄生虫による病気を

予防する物質名のようです。

当たり前ですが、それぞれ一つ一つの効果があり

多くの病気や寄生虫から鶏を守ってくれているものです。

 

 

そんな各物質ですが、精肉としてお客様の

手に渡る頃には、ほぼ全くと言って良いほど

残留していない事が証明されました。

 

 

 

 

 

そしてこちらは「むね肉」の検査結果成績書。

 

 

 

 

もも肉の検査結果成績書と同じように、

抗生物質名がずらっと並びます。

 

 

 

 

こちらも、すべて「検出せず」でした!

 

 

普段、自分たちが食べている鶏肉ですが、

どれくらい抗生物質や薬が残留しているかを

消費者側が調べる機会はないと思います。

 

このように目で見える形で、数字で

表してもらうだけでも食に対する安心感が

違ってきますね!

 

これからも定期的にこのような検査を実施して

お客様や飲食店様に信用して頂けるように

してゆきたいと思います!

 

 

それでは今回はこの辺で!

また次回!

 

 

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