鳥勝 ぶっちー
鶏の持ち込み処理・・・の注意点
2020年1月12日
こんにちは!
お客様の注文の動きを見ていると
新年会シーズンがまだ始まった
ばかりという感じで、しばらくは
バタバタが続きそうです。
この年末年始はネット界隈で
「忘年会スルー」とか「新年会スルー」
など言われていますが、
実感としてはそのような催しが
減っている感じは無いですね~。
これから、段々と変わってゆくのでしょうか?
ぶっちーです。
さて、鳥勝では
鶏の持ち込み処理
というサービスも
行っております。
お客様が大切に育てられた鶏を、
鳥勝まで持ち込んで頂き、
丁寧に処理させて頂いております。
そんな鶏の持ち込み処理ですが、
いくつか注意して頂きたい点が
あります。
まずはひとつ。
「鶏」に限ります。
たま~に問い合わせで、
「鴨を捌いて頂きたいのですが…」
「鳩(食用)は捌けますか?」
などを頂きますが、
鳥勝の許可は「鶏に限る」です。
申し訳ありませんが許可外の仕事なので
お断りさせて頂いています。
もう1点、
「状態によっては、キレイに捌けません」
これは僕の力不足もあり誠に
申し訳ありませんが、
〇相当日数(1年以上)飼育された鶏
〇過密な場所で飼育された鶏
〇その他、体表に異常のある鶏
上記のような鶏は、往々にして
下のような状態になっている事が
多いです。
※見た目がアレなのでめっちゃライトしてます
よ~く見るとお分かりになると
思いますが、「羽根の毛根」が
かなりの数残ってしまっています。
特に手羽先のあたりはひどいです。
これは鳥勝が通常名古屋コーチンに
対して行っている処理の仕方をしても、
毛根が残ってしまっている状態です。
何故このような状態になっているか?
鶏は年をとっていればいる程、
過密に飼えば飼うほど、
体表が荒れています。
そして羽根が抜けにくくなっています。
結果、このようになってしまうのです。
これをピンセットを使いキレイに
しようとすると、少なく見積もっても
1羽を完全にキレイにするのに
1時間程度かかってしまうでしょう。
さすがに僕も1羽の処理に1時間は
かけることはできません。
依頼して頂いた方には申し訳ありませんが
この毛根が残った状態で捌いた肉を
納品させて頂きます。
※もちろん、処理前の鶏の状態を見て
事前に説明はさせて頂いております。
「鶏を捌く」という事はあくまでも
生き物と対峙するという事。
このような事も多々ありますが
千差万別ですね!
持ち込む方にも、色々分かって
頂きたい事もあります。
どんな鶏が来ても、完璧な状態で
お渡ししたいと考えてはいますが
なかなか現実は難しいものです。
それでは今回はこの辺で!
また次回!