鳥勝 ぶっちー
鶏の脱羽機が故障!全ての鶏の羽を手でむしる為「完全手作業」を実現中です泣
2022年5月13日
こんにちは!
先日、商工会青年部の「愛知県」の
総会がありました(愛知県青連)。
総会が実開催という事も、コロナが
徐々に収束している証拠だな~と
思っていましたが、今回はなんと
「懇親会」まで実開催でした!
少し前までだと、懇親会なんてもってのほか。
ましてやお酒をみんなで飲むなんて・・・!
という雰囲気でしたが、やりましたね!
人とお酒を飲んで話すことが
大好きな僕はもちろん参加。
やはり今年はコロナからの脱却を図る
重要な年になるのだと感じさせる一幕でした。
ぶっちーです!
さて、そんな世の中とは裏腹に
現在鳥勝ではあるトラブルに
見舞われています。
鳥勝では、名古屋コーチンを養鶏場様から
仕入れてお客様に販売するまでに、
機械を使う工程はほとんどありません。
精肉が終わるまでの、パック詰めの
工程を除けば「1工程」しか、
機械を使用しません。
まさにその1工程を行うのが
「脱羽」工程です。
読んで字のごとく処理した鶏の
羽をむしる機会です。
少し生々しい機械なので
部分的な写真を載せますが、
ゴム棒が多数出っ張っている
円筒状の筒の中を、鶏がぐるぐる
回されることにより毛が抜けるという
単純な仕組みの機械です。
壊れたというのも、最近少し調子が
悪いなーと思っていたのですが、
先日普通に動かしていたら
何かに引っかかるような音がした後に
動かなく(回らなく)なってしまいました。
すぐに電源を落として事無きを得ましたが
また作動させると、すぐに何かに
引っかかって動かなくなります。
この上の袋ナットのような部品を
取って、中を見ればどこが壊れているか
わかりそうです。が、固着がひどく
全く回りません。
脱羽機(脱毛機)をひっくり返して
見ましたが、このホイールやモータも
以上は無さそう。
しかし、脱羽機めちゃくちゃ簡単な
つくりをしています。
ミニ四駆より簡単。
モーターでベルトを介してホイールを
回し、軸で繋がっている先の
脱毛機を回すだけです。
モーターも、汚い事を除けば
大丈夫そうです。こちらも特に
変わったものではなく、一般的な
工業用のモーターに見えます。
やはり問題は、この軸の先にありそうです。
この画像は、左側が上で右が下になります。
先ほどの画像に映っていたホイールは、
向かって右側にあります。
一番見たいところが見えません!
やはり、最初に出てきたナットを外して
分解するしかなさそうです。が、
実はまだ袋ナット、取れていません。
時間が出来たらやろうとして
どんどん先延ばしにする僕の悪い癖が
全開で出ています。
先に進むことができたら
またご報告しようと思います。
サクッとメーカーを呼んで
お願いしようかと思いましたが、
どうやらこのメーカー、すでに
解散されているようで見つける事が
出来ませんでした。
現在、機械が直るまで名古屋コーチンは
完全に全て手作業で行われています。
※以下、少し閲覧注意画像です。
鳥勝の2代目が事業を引き継いだ65年前は
当然脱羽機が無かったそうで、全て
手作業で羽をひいていたそうです。
僕もその頃に少しだけ戻った気になり
ここ数日間は手で毛をひいています。
処理した名古屋コーチンは、
脱羽処理の前に熱湯に付けられます。
羽には熱湯が染み込んでいて、
とても熱いです。
とにかく、そこからどんどん羽を
毟ってゆきます。
めちゃくちゃ時間がかかります。
脱羽機だと10秒~20秒ほどで
終わっていた工程が、10分程かかります。
※3日目には引く方向や順番などを
考え、5分を切ってくるようになりました笑
当たり前の話ですが、毛をひいてしまえば
機械でやろうが手でやろうが結果は同じです。
今までと同じ作業に入るだけです。
最高の名古屋コーチンの生肉をご用意するだけ。
また時間を見つけて脱羽機の修理に取り掛かりますが
それまでは「完全手作業」にこだわった
名古屋コーチンをお楽しみください!
多分この令和の時代、商売として鶏を
捌いているお店で脱羽機を使わず
完全手作業で精肉しているお店、
鳥勝だけだと思います笑
それでは今回はこの辺で!
また次回!