鳥勝 ぶっちー
鶏を捌く包丁ってどんなの?
2019年8月20日
こんにちは!
雨が少し降るだけで涼しいですね!
先週は暑すぎてどうなる事かと
思いましたが、今週は少しマシに
過ごせそうですね!
ぶっちーです。
さて、今回は鶏をさばくときに使う
”包丁”のお話をしたいと思います。
みなさま、包丁とひとえに言っても、
いろんな形の物があるという事は
なんとなく知っているかと思います。
鳥勝では、鶏を捌く(解体する)のに、
「骨スキ包丁」という片刃の包丁を主に
使用しています。
こんな形をしています。
”正広”さんの骨スキ包丁です。
骨スキ包丁とは字のごとく、骨から肉を
切り離す目的に作られた包丁で、鶏を
捌く方はほとんど、この包丁を使用して
いるのではないでしょうか?
鳥勝では少し変わった形の骨スキ包丁を
使っています。
これです。
短い(笑。極端に。
もう骨スキ包丁と呼べるのか怪しいです。
なぜこんなに短いのかというと……
僕がこの仕事を始める遥か以前から
おじいちゃんが長期間使ううちに
研ぎに研ぎまくって
短くなってしまっているんです。
馬鹿なんじゃないの!?と
同業者様に怒られそうですが、
僕は鶏をさばく勉強を始めた頃から
これを使用しているので、もう普通の
骨スキは使えません泣
意外とせせりを外す時とか、
小回り利いて使いやすいんですよ~
おじいちゃんのはもっと短いです
こっちはさすがに僕でも使いにくいくらい
短いです。小さいです。
というか
まだ研ぐんですか!?その包丁!
ってくらい短いです。
急な蛇足ですが、僕の嫁は左利きです。
鳥勝は家族でやっているお店なので
嫁も鶏を捌くことが多いのですが、
やはり左利き用を使った方がいいだろう
という事で購入しました。
もちろん、骨スキ包丁にも左利き用が
あるんです。
当たり前ですが、刃の付き方が
右利き用の反対になっています。
「左」の文字が妙にかっこよく見えますよね!
切ってもらいました。
嫁も小さい骨スキで慣れていた為、
頼んで小さくしてもらいました笑
おじいちゃんには「もったいない!」
と言われてしまいましたが……
因みに、愛知県岩倉市内の
若園製作所さんでお願いしました。
ちょっとの修理や道具の改造も笑顔で
引き受けてくれる金属のエキスパートです。
仕事の道具はもちろん、
趣味の車やバイクのパーツなども引き受けて
頂けるので、よくお世話になっています。
少しだけ、少しだけ僕のより長くしました。
無駄な抵抗ですが……
新品を切ってしまった為、
刃の厚みがダイレクトに反映されて
刃のつけ方が少し変な形に
なってしまいました。
僕の研ぎ方が下手なのがばれちゃいますね笑
脱線しちゃいましたが、この骨スキ包丁
達は僕らの生命線でありパートナーです。
研ぎ方ひとつで機嫌が変わるし、
持ち手の感情で切れ方が変わる。
恐らくですが、微妙な力の入り方や
動かし方が刃先に反映されてしまうのでしょう。
以上、骨スキ包丁たちの紹介でした~。
それでは今回はこの辺で!
また次回!