水越 たかゆき
AMF ヴォイト製 レギュレーター(マレスレギュレーター)
2021年9月4日
皆さんこんにちは。ダグムスの貴之です。
日照不足の八月が過ぎてしまい、
雨ばかりで、お盆も夏休みもまぁまぁ不完全燃焼気味な夏って感じですね。
皆様はいかがお過ごしでしたか?
弊社も長いことやってますので色々なお付き合いのお客様がいらっしゃいます。
以前はショップさんとしてお付き合いされていた方が久しぶりにみえたのですが、
そういう方ですと大体持ってる古いレギュレーター。
結構頂きますw 弊社としては貴重なパーツ取りになるので喜んで戴いております。
と言う事で、マレス製レギュレーターの前身にあたるAMF扱いの頃のマレスレギュレーターです。
AMFというのはボーリングのピン等の製造で有名な会社だったそうです。
このマークが付いていたとかなんとか。
93年4月のオーバーホールシール。。28年前ですよ(笑)
こういうシールとか見ると、その時自分は何してたっけ?とついつい考えてしまい、感慨深いですね。
このころに採用されていた部品ですが、
現在ははどこも採用していない素材もあります。
それがこのダイヤフラム。シリコンじゃないんです。
キャンバス生地にゴム引き?ナイロン引き?してあるものです。
パリパリっとした感じで面白い感覚です。
何気に弊社にはまだ新品の在庫有ります。
しっとりとしたシリコン製に比べると随分と固い印象ですが、個人的には
呼吸に支障をきたしたり、特に抵抗がありすぎる感じでもないです。
何より特筆すべきは破れない!!大変丈夫に出来てます。
これならフェイスカバーの隙間から入りがちな小石、または
木の枝や突起物が当たるなどしても、多少の事ではびくともしないはずです。
勿論互換性はあるので、現行機種にも使えます。
ダイヤフラムにすぐに穴を開けがちな方、いかがですか?w
大変古い型なので、ポートの数がBCジャケット用の一つしか予備はありません。
現在のレギュレータの基準でみると装備自体がすごく少なかったことがうかがえます。
三十年前のレギュレータでもパーツの互換性があるものはある!
というお話でした。
ではまたっ!