水越 たかゆき
Bism ダイビングコンピューターバッテリー交換&水密テスト
2020年9月17日
こんにちは、ダグムスの貴之です。
どーしても!急ぎのオーバーホール。お受けしますよ!
そういった小回りが利くのは小さな会社ならではのメリットですからね。
もちろん、ウデの方にも自信ありますよ!?w
ウチもそのうちテイクアウトO/Hでもやってみようかな?
目の前で修理してお渡ししますよー。ってw
器材の状態にもよりますが、通常は
分解から洗浄、組み立て調整から最終チェックまで1台あたり約1時間。
エンドユーザーのお好みの呼吸具合に仕上げられます。
事前予約で機種がバッチリ判ればやれそうですネ・・。
意外とご自分の器材の状態を知りたい方はいらっしゃるので。
閑話休題。。
今回のはお持ち帰りではありませんが、
大至急でレギュレーターO/Hと共に依頼を受けたバッテリー交換作業です。
メーカーに送ると間に合わないし、自分で行うのは不安との事でした。
・・・CR2430エエ。たまたま在庫が無かったから買いに行きましたw
裏蓋とOリング、ケース本体に割れなどないかよくチェック。
ゴミなども厳禁です。エアガンで吹き飛ばします。
極々うすーくシリコンを塗りこみ蓋を閉めます。
あ、「うすーく塗る」で思い出しました!
偶に水中カメラのハウジングのパッキン類に
ベッタベタにグリスを塗り込む方がいらっしゃいますが、アレはよろしく無いです!
却ってホコリ等を呼び込みますし、「適量」が宜しいかと。
一応この作業自体は一般の方でも十分可能です。
が、作業環境と設備が無いと言えばないと思うので、
交換はあくまで自己責任になりますね。
ここからが一般の方では持ってないであろうチャンバーを使ってテストですよ。
アルミタンクをブッタ切って作った特製のチャンバーです。
蓋は真鍮、のぞき窓は極厚アクリル板です。
普段、レギュレーターを組む時に使うタンクからエアーを貰って・・。
水深40.5m相当まで圧を掛けます。これは設備が無いと難しいでしょ?
この時点で水が入ったらアウトです・・w
弊社で電池交換した時は毎回同じテストしてます。
ただ、家電製品でも言えるのですが、水が入ってしまって電源が落ちた場合、
そのまま、そーっと乾かして完全に乾いてから電源を入れれば復活するなんて話も聞きました。
要は通電させてショートさせるから壊れるんだそうで・・。
ちょっと年季が入っているのを感じるゲージ・・w
圧力を抜いて26.4m相当。
勿論時間も測ってまして。
この表示は26.4m時点で17分滞在出来ますよ。という表示です。
因みに二つ上の写真では2分で水深40.5mまで到達したことになってますねw
現実では早すぎるかと。勿論コンピューター側からは「潜行が早すぎるっ」
と注意されます。
コンピューターが正常に作動しているかのチェックでもあります。
「疑似」ダイビングが終わって上がってきたところ。
6.3mで2:28の安全停止の指示が出てます。
無事に陸上まで上がって来れました。
水密テストもOKです。
あくまでバッテリー交換のみです。内部に異常がある場合は当然メーカーさん対応になります。
ではまたっ!