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鳥勝 ぶっちー

COVID-19以上の脅威!?鳥インフルエンザで全頭処分しなければならない理由!

 

こんにちは!

皆様、「為せば成る」という

言葉がありますよね?

ほとんどの方が一度は聞いたことが

あると思います。

これは上杉 鷹山(ようざん)という

江戸時代の米沢藩主の方の言葉で、

「為せば成る 為さねば成らぬ何事も

成らぬは人の為さぬなりけり」と続きます。

20代までの自分であれば、

「はいはい。綺麗ごとオツカレサマ!」

と聞き流すような言葉でしたが、最近

この言葉が商売の本質なんじゃないかと

思い始めました。

ぶっちーです。

 


 

さて、今回はちょっと気になる

ニュースがあったのでご紹介します。

 

鳥インフルエンザH5N8型、世界初のヒト感染

外部リンク:日本経済新聞

 

 

 

 

ロシアの保健当局は20日、ロシア南部の養鶏場で

高病原性のH5N8型の鳥インフルエンザウイルスの

鳥からヒトへの感染が確認されたことを明らかにした。

 

とあります。

新型コロナと並び、僕が非常に心配している

鳥インフルエンザの話題です。

今シーズン流行している「H5N8亜型」の

ヒトへの感染がついに起こってしまいました。

これは、鳥インフルエンザウイルスが

ヒトへも感染するように進化してしまっている

という事です。

 

 

この鳥インフルエンザの人への感染ですが、

実は以前にも「H5N1」という

鳥インフルエンザが大流行し、さらに

人への感染が発生しています。

発症者の致死率は40%とも60%とも

言われており、全世界でこれまでに

500人以上が亡くなっています。

※日本国内では、ヒトの発症例はありません。

 

 

 

話を戻して、このH5N8亜型の

鳥インフルエンザですが、ご存じの通り

日本国内でも昨年末から猛威を振るっています。

鳥勝に家畜保健所から届いた注意喚起のFAX

だけでも、これまでで数十枚に及んでいます。

(メールにしてくれないかな・・・・?)

 

 

令和3年2月現在、全国で70以上の農場で

発生し、殺処分されてしまった家禽(鶏)は

もうすぐ1000万羽に到達しそうです。

 

少し前にお客様とお話ししていた中で

出てきたのですが、基本的にこの

鳥インフルエンザが発生した農場の

ニワトリは、全頭処分となります。

ニュース等でもご承知の通り、数が

多い場合は保健所のみならず自衛隊の

派遣要請まで行い、迅速に全頭処分です。

さらには半径10㎞以内の鶏の移動が

禁止されるなど、養鶏場のみならず

僕たちのような小規模食鳥処理事業者も

致命的なダメージを負います。

 

 

リンク:今年初の鳥インフルエンザ!

 

 

 

「この全頭処分、ちょっと可哀そうだよね」

と話していたのですが、これは鶏の間の

感染拡大以外にも重要な目的があるそうです。

 

それは、冒頭に出てきた

「ヒトへの感染阻止」があります。

古くはこの鳥インフルエンザ、H3型やH9型なども

あったのですが、2000年代以降に

発生・流行している「H5型」

(※H5~で始まる鳥インフルエンザ)

は、ヒトに感染する形に変異する可能性が

そこそこ高いそうです。

 

つまり、ヒトに感染しやすい形に変わって

しまう可能性があるウイルスの為、

早急に殺処分して埋め立てるという

抑え込みが必要なのだそうです。

 

 

処分されてしまう鶏はもちろん

可哀そうですが、その先の

人間への脅威を考えると、

全頭処分やむなしといった所でしょうか。

 

実際、今回のCOVID-19を引き合いに

出して、鳥インフルエンザの脅威を

訴える記事も出てきています。

 

新型コロナよりはるかに高い致死率の「鳥インフルエンザ」に警戒せよ

リンク:yahoo!ニュース

 

今回の新型コロナのパンデミックも、

人類に大ダメージを与えていますが、

H5鳥インフルエンザがヒトでパンデミックを

起こすと、現在の比ではなくなるとのこと。

COVID-19でウイルスの脅威をまざまざと

みせつけられていますので、

新しいウイルスに対抗するノウハウが

少しでも発達していってほしい

ところですね!

 

それでは今回はこの辺で!

また次回!

 

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